天と地と

日本は昔から、権威と権力を分離する傾向があった。中世までには、権威としての天皇と権力としての征夷大将軍とを分けていた。権威と権力を分離することで、国柄が安定した。 権威と権力が同じだと時の政府が倒れたときに権威も消滅する。新政府は国を纏めるために前政府を否定し、往々にして悪と断じがち。酷いのになると前権威の一族を皆殺しにしたりさえする。 天皇の権威と将軍の権力を分離したことで、将…

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