魂をこめる (都市化と日本人の美意識は両立するか その4) 2007年08月16日 思索 建築史学者の鈴木博之教授は、その著書で西欧に比べて日本の都市が美的でなく混乱と無秩序に満ちていると指摘されることが多いのは、我々の日常生活に永遠がなく、今しかないからだろうと述べている。 これは、形ではなくて、共に生活する建物・家屋そのものにも命の輝きを見出す日本人が、その命の輝き度合いの感じ方が個々人で違うことによって生まれているのではないだろうか。 まったく同じ形・強度の…続きを読む