文化芸術が世の中に奉仕するとき (コミケと文化について考える 最終回)

作家本人は、自分が表現したいものを描きたい。だけど作品を売って、食べていかなくちゃならないから、出版社の意向に沿うようになるのは仕方がないこと。出版方針には逆らえないし、編集者のいうことも聞かなくちゃいけない時もある。それが嫌ならパトロンを見つけるか、別のバイトをして食いつなぐしかない。 だけど、本人の意図を超えて、作品が世界に広がるときがある。そこまでいくと作品は本人の手を離れ、世界に奉…

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