『情』と『意』の翻訳と相互理解(縁起のレイヤーが結ぶ世界 その11)

建国神話があって、歴史が断絶せずに長く続いている国は、神話は単なる知識としての『知』だけではなくて、『情』や『意』の部分にまでしみこんでいく。 先祖はだれそれの家臣だったとか、近所に神話の神様を祭った祠があったりして、縁起の縦糸を肌で感じられるから。 多民族国家を纏めていくには、横糸でうまく結ばないといけないといったけれど、下位レイヤーにおいて横糸を強くしようとしたら、相互理…

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