日本的共生の思想 (捕鯨問題について考える その8)

山川草木みな仏性有り。悉皆成仏、悉有仏性。日本人はすべてのものに「いのち」を見出していた。 日本人的感性では、他の動植物を食べるということは「いのち」をいただくのと同じ。 歴史的に、日本人の殺生は生態系を壊さない範囲の「間引き」という考えが中心。採れた作物、獲った獲物は感謝していただくし、時には彼らのために供養すらする。日本各地にある鯨神社なんかはその一例。 そこには、自然を管…

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