■心と商品 2008年04月03日 再掲 思索 1.商品の属性 モノ余りの時代といわれてから久しい。商品は、消費者が満足を得てこそ売れ行きが伸びる。その対象が何かによって商品の特性が異なるのは当然の話。 最初は生きるために必要なものから始まって、だんだん文化的生活を営む人が増えてくるとそれに合った商品が開発されてゆく。 商品の機能が果たす対象を物質的属性と精神的属性に分けて考えてみると次の二つに大別できると思う。 …続きを読む
■布施の商品 2008年04月03日 再掲 思索 1.顧客満足 消費者の購買行動が変化しているという。必需品から欲しいと感じる物へと購買対象が変化していると言われている。自分の感性で買うものを決めるマイルール派もいれば、有名人が買ってるから自分もというアヤカリ派もいるみたい。どちらにせよ単に機能だけが求められた時代から、商品の価値にプラスして付随する付加価値が重視されるようになった。 世の中に製品が溢れるようになって、ようやく…続きを読む
■知性の発揮について 2008年04月02日 再掲 思索 1.知的正直さ 知的生活の名著に渡辺昇一上智大学名誉教授の「知的生活の方法」がある。もう30年以上も前の本だけど、今もってその輝きは失われてはいない。 渡辺昇一名誉教授は「知的生活の方法」の最初の章で、知的正直さが大切だと説いている。 自分を誤魔化すのではなく、自分が知識を持たない、即ち知らないということを認める正直さが、知的生活を行ううえで欠かせないという。わかったふり…続きを読む
■ブログの記事と知性について 2008年04月02日 再掲 思索 1.記事を書くことで磨かれるもの ブログを書くことと、知性の関係について考えてみたい。 ブログ検索のTechnoratiが発表したレポートによると、2006年第4四半期は、ブログ投稿数の多い言語の第1位に日本語が再びランクインしたそうだ。 現在、Technoratiが追跡しているブログの数は全世界で7000万。そのうち日本語で投稿された記事数は全体の37%に及ぶ。ただし、…続きを読む
■思考は言語と言葉によって構成される 2008年04月02日 再掲 思索 1.概念の論理演算 「君の靴のサイズはいくつかね?」 「・・24です。」 「ほぉ、実に潔い数字だ。4の階乗だ。」 2006年に公開されてヒットとなった映画「博士の愛した数式」では、80分しか記憶が持たない数学者の博士が、言葉の代わりに数字を介して会話するシーンがふんだんにおりこまれている。 思考した結果は何某かの思想になって現れるけれど、その思想の構造を分解していけば、様々な…続きを読む
■民主主義とノブレス・オブリージュは両立するか 2008年04月01日 再掲 思索 1.高貴な精神 民主主義とノブレス・オブリージュが両立するかについて考えてみたい。 「高貴な者は、高貴な振る舞いをせよ。ノブレス・オブリージュ。美しい響きだ」 2006年1月から1年間に渡って放映された『仮面ライダーカブト』に登場する、仮面ライダーサソード役、神代剣の名セリフ。 ノブレス・オブリージュとは、フランス語で文字通り「貴族の義務」あるいは「高貴な義務」のこと。一…続きを読む
■ソフトパワーは抑止力になり得るか 2008年04月01日 再掲 思索 1.ソフトがパワーを持つ条件 ソフトパワーは果たして、抑止力になり得るのか考えてみたい。 ソフトパワーを提唱したのは、ハーバード大のジョセフ・ナイ教授だけど、その背景には、アメリカのイラク戦争にみられる強硬な政策に対する国際的批判や、中東やイスラム圏を中心とした反米感情の広がり、さらにはテロリズムの頻発する状況を打開したいという思惑があった。 ジョセフ・ナイ教授はソフトパワー…続きを読む
■世界覇権について 2008年04月01日 再掲 思索 1.国益の追求 覇権とは、外交・軍事における傾向の一種。当該国の実利的利害関係にのみ基づいて他国に対する対応を決定し、敵対国に対する侵略戦争や先制攻撃によって、領土の拡大や自国の安全保障を行い、同盟国や敵対国の反対勢力に対する軍事・経済協力を進め、成功した国を覇権国家と言う。 なぜ、大国が覇権を求めるかといえば、それが自国の国益になるから。至極単純な話。 国益といえば、まず国民…続きを読む