人の世を治めるのは神か人か(正義とは何か その12) 2008年05月25日 思索 国家体制としての法を考えた場合、その根拠をどこに求めるかによって、体制は当然変わる。ひらたく言えば人の世を治めるのは神か人か、という問い。 人の世を治めるのは神という立場は人間に対して、神の教えという「戒め」と国家法で規定される「律法」という二重の規範を求めることになる。 そのとき、国家法が自然の法、または神の教えが根拠にある場合とない場合とでは、規範に対する尊守意識が異なってくる。…続きを読む