理想国家(正義とは何か 最終回)

民族自決権は、1789年のフランス人権宣言において、その思想的根拠を明確に表明しているとされ、第一次世界大戦の際に、アメリカのウィルソン大統領が十四か条の平和原則で提唱したのがその始まり。 第二次世界大戦後には、国連憲章の中で人民自決の尊重が盛り込まれ、今では広く認められている。 この民族自決という問題は、民族としてのあるべき姿に差異があるが故に起こる問題だと捉えることもできる。縁起の縦糸…

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