世界がエレボス(闇)に沈むとき(新世界秩序について考える その6)

サブプライム問題が世界を席巻している。金融市場から逃げ出した資金が、行き場を無くして穀物・原油といった先物市場に流れ込み、適正水準を遥かに超えた高騰をもたらしているという。 市場原理に任せれば行き過ぎた価格はやがて訂正されてゆくものだけれど、問題なのはその行き過ぎた価格の対象商品が穀物や原油といった、人々の生活になくてはならないものであること。 あまりにも高くなった商品は安く…

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