廓落胸襟 -かくらくきょうきん-

もう10年近く昔の話になるけれど、江戸博物館で開催された「勝海舟」展にいったことがある。私にとって、村上元三著「勝海舟」を始めて読んで以来、勝海舟(1823-1899)は、最も好きな幕末維新の人物のひとり。 会場は休日ということもあって、盛況だった。特にどの年代がということもなく、老若男女を問わず会場に詰めかけていて、海舟の根強い人気がうかがわれた。70点以上の展示品は書状・日記…

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