日本語文章の論理(文章の格調について考える その6) 2008年12月06日 思索 日本語で誤解されにくい文章を書こうとした場合、気をつけるべきは、論理の繋がりもさることながら、意味の限定をきちんと行うこと。日本語はSOV型言語だから、S(主語)とV(述語)の間に位置するO(目的語)がそれぞれ、どの言葉に対して掛かっているか明確にしないと混乱を招くことになる。 たとえば、以下の例文を考えてみる。 「僕は昨日美しい日本の山々を眺めてきた人に出会った。」 …続きを読む