詩人の言葉(文章の格調について考える その12) 2008年12月12日 思索 「なるほどと思えるけれども不可能なことの方が、なるほどとは思えないけれども可能なことよりも好ましい。歴史家はすでに起こったことを語り、詩人は起こる可能性のあることを語る。したがって、詩作は歴史に比べて哲学的である。なぜなら、詩作は普遍的なことを語り、歴史は個別的なことを語るからである。」 アリストテレス 「詩学」 詩人の綴る言葉は深い。普遍的な事柄を、美しいリズムに乗せ、…続きを読む