日本の器(村山談話を解析する その6)

「山縣は徳利の中の味噌だ。味噌には味があるが、徳利から出てこない。」 明治維新の元勲の一人、山縣有朋を評した高杉晋作の言葉。 山縣有朋はとても慎重な性格だった。当時高杉晋作が藩内の親幕府派打倒のクーデターを起したとき、奇兵隊をアテにした。奇兵隊の幹部たちは熱狂的に高杉に賛同したけれど、山縣だけは最後の最後まで動かなかったという。 確かに徳利に入った味噌は逆さに振…

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