諸々のお知らせと米朝サイバー戦争について

 
今日は、簡単に諸々のお知らせと、感想エントリーです。

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既にお気づきの方もいらっしゃいますかもしれませんけれども、日比野庵の新ページ(ブログ)を立ち上げました。

日比野庵http://hibinoan.blog.jp/

こちらのブログへは、本館トップページ右上の日比野庵姉妹ブログへのリンクに「日比野庵」と追加していますので、そちらをクリックしても飛べます。

まぁ、新ページといっても、日比野庵の各姉妹ブログ(本館、新館、竹林亭)などへのリンクや、RSSを使用した他のブログの更新情報(記事)をトップページに置いた、中継的なブログでして、特にこちらで記事をアップする訳ではありません。

あっさりした外観ですけれども、管理人が注目したブログや追いかけたい記事について順次リンクを追加して記事検索の容易化を図りたいと考えています。

また、それとは別に新たな試みとして、このたび、ガジェット通信のウェブライターに登録し、「連載.jp」に執筆させていただくことになりました。

連載.jp(http://rensai.jp/)

ガジェット通信では、ウェブライター、リモートライター、所属ライターと3種類のライターを常時ライターを募集しています。それぞれどう違うかについて、ガジェット通信から次に引用します。
■ガジェ通関連のさまざまなライターさんについて

全体像を把握していただくために、ガジェ通を取り巻くライターさんについて簡単に説明します。


●ウェブライター:連載.jpというガジェット通信の関連サイトで記事を執筆している方を「ウェブライター」と呼びます。この段階で原稿料は出ません。登録はWeb登録フォームからおこないます。

●リモートライター:規定の原稿料をお支払いしているライターさんです。編集部へ出勤せず、ネット経由でどなたでも参加できます。上記ウェブライター登録を終えた方の原稿を編集部で読ませてもらい、順次リモート執筆ライター登録のお声がけをさせていただきます。審査対象は、連載.jpに本人が投稿したオリジナルの原稿です。リモートライターさんの原稿料は当初全員同じ水準からスタートしますが、読者の反響などをみながら、原稿料UPしています。また、記事のPVや拡散数などによって原稿料に別途ボーナスが加わる場合もあります。さらに年末年始などの長期休暇には、通常の原稿料にプラスして支払われるという試みもおこなってます。

●所属ライター:実際、編集部に顔出していただきながら、取材・素材集め・情報収集・執筆・編集などにあたっていただきます。取材費や規定の原稿料をお支払いいたします。

その他、編集部には属さないフリーライターさんや、外部の専門家の皆様に執筆依頼などして寄稿いただくこともあります。また、ライター以外に、事務スタッフや広告営業スタッフ、サーバー管理者、開発者などもメンバーにおります。それらの募集はこちらの募集ページでおこなっております。

ウェブライターとリモート執筆ライター

ウェブライターはサイトから申請後、編集部が審査をおこない、合格すれば「連載.jp」で好きなときに執筆をおこなうことができます。連載.jpに執筆していただいている記事をガジェット通信編集部で読ませていただき、優れた記事、より多くの読者に届けたい記事に関しては、ガジェット通信に掲載させていただきます。

ウェブライターの段階では原稿料はお支払いしませんが、ウェブライターとして連載.jpに執筆されている原稿を編集部で審査し、随時リモートライターとしての登録について、お声がけをさせてもらっています。
リモートライターとして改めて登録し契約が済んだ方に関しては、採用原稿に対して、規定の原稿料をお支払いいたします。ご自分で執筆テーマを決めていただいてもいいですし、編集部より直接テーマをお知らせして、そのテーマに従って記事を執筆していただくこともあります。尚、登録したから執筆を強制されるということはありません。あくまでご自分の意思で執筆していただきます。

もう一度簡単にまとめると


・ウェブライターは、「連載.jp」で執筆ができ、優れた記事はガジェット通信に掲載される。
・リモートライターは編集部とやりとりをしながら記事執筆をし、原稿がガジェット通信に掲載されれば原稿料が支払われる。

ということになります。


■「ウェブライター」参加メリット

ニュースやブログ記事が溢れている昨今、良い記事を書いたからといって必ずしも多くの人に読んでもらえるわけではありません。適切な配信ネットワークとニュースサイト掲載を通して、より多くの人にあなたの原稿を読んでもらう機会を提供することができますので、それを上手く活かしてください。


・あなたの書いた文章をより多くの人に届けることができます
・記事にあなたのプロフィールと、あなたに関連したサイト(ブログなど)へのリンクを掲載できます(ハンドルネーム・ペンネーム可)
・記事配信やプロフィール掲載を、セルフプロデュースの一助として使うことができます
・「連載.jp」で執筆された記事は、ガジェット通信に掲載され、より多くの人に読まれる可能性があります。校正などの補助は編集部スタッフがおこないます。執筆にあたっての相談にものります。
筆者が登録したのは、この中の「ウェブライター」です。先日、試しに登録申請してみたところ、運良く(?)審査に合格し、「連載.jp」で執筆できることとなりました。

ということで、過去記事を少しリライトして、一本寄稿してみました。

この「連載.jp」に寄稿する文章にはちょっとしたルールがありますので、過去記事がそのまま使えるわけではありませんけれども、慣れるまではリライト記事メインで寄稿し、そのうち書下ろし記事を「連載.jp」に出せればいいなと考えています。(本当にそこまでの余力があるかは別として)

「連載.jp」で記事を書いている他のウェブライターさんのプロフィールを見ると、フリーのライターさんや作家、コラムニストなど、その道の人が数多く登録されているようで、「えらいところに飛び込んでしまったな」という気がしないでもありませんけれども、同時に刺激にもなっております。特に常連の方が、物凄い勢いで寄稿されていますので、一定のペースで寄稿していないと直ぐに埋もれてしまいそうですね(苦笑)。

/// 閑話休題 ///

長い前置きでしたけれども、今日のエントリーはネットから拾った記事についての感想エントリーとさせていただきます。

拾う記事は、今回立ち上げた「日比野庵」のRSSから(笑)

【米国本気ワロタ】北朝鮮、米国との戦争決意表明した結果⇒米国サイバー攻撃開始、北朝鮮のインターネット機能停止

これは例のアメリカ・ソニー・ピクチャーズエンタテインメント(SPE)が大規模なハッキングを受けていた問題絡みですね。

ソニーは北朝鮮の金正恩第1書記の暗殺を描くコメディー映画「The Interview」を製作していたのですけれども、その公開を巡って、謎のハッカー集団から脅迫を受けていました。9.11のようなテロを起こすという脅迫文も届いたこともあり、結局ソニーはこの映画の上映を見合わせています。

12月19日にアメリカFBIが、「北朝鮮政府に責任があると判断するのに十分な情報を集めた」とソニーへのハッキング攻撃は北朝鮮によるものと断定。「SPEに対する北朝鮮の攻撃は、サイバー攻撃が米国の安全保障に対する最も重要な危機の一つであることを裏付けている。…北朝鮮の行動は米企業に深刻なダメージを与え、米国市民の表現の自由の権利を抑圧することが目的だった。このような脅迫は国家として許される行為の外にある」とコメントしていました。

北朝鮮の公式のインターネット主要回線は4本あるのですけれども、その全ては中国の中国連合網絡通信(チャイナ・ユニコム)を経由しています。今回の攻撃もシンガポール、タイ、ボリビアに散る前に一度中国のサーバを通っていたようですし、北朝鮮のサイバー部隊121局は中国の瀋陽市を拠点に持ち、フリーのハッカーも主に中国に在住していると言われています。

サイバー攻撃については先日「千粒のバックドア」で取り上げましたけれども、その殆どが中国からアメリカへの攻撃です。その中のいくつかは北朝鮮によるものだということですね。FBI筋によると今回のハッキングの実行犯は数ダースいて、うち1ダース近くは日本在住の脱北ハッカーのようです。

ホワイトハウスは対抗策の検討を始め、21日にケリー国務長官が、中国の王毅外相と電話で会談して協力を依頼。22日に国務省のハーフ副報道官が会見で「(対抗策をどうとるか)具体的には公表しない。…目に見えるものもあれば、見えないものもあるかもしれない」とあらゆる手段での報復を示唆しています。

ホワイトハウスの要請を受けた中国は22日、中国外務省の華春瑩報道官が「われわれは一切のサイバー攻撃とサイバーテロに反対する。いかなる、国、個人でも、ほかの国にある施設を利用して第3国にサイバー攻撃を仕掛けることに反対する」と強調した上で「結論を下すには十分な根拠が必要だ。…中国は事実に基づき関連の国際法と国内法に照らして処理する」と述べ、アメリカへの協力に含みを持たせています。

アメリカ国内のネットワーク監視会社ディン・リサーチによると、北朝鮮のインターネットは19日からつながりにくくなり、現地時間の23日未明に完全に遮断されたとのことで、専門家は、第三者によるサイバー攻撃と併せ、米国の協力要請を受けた中国がインターネットへの接続を遮断した可能性を指摘。更には、北朝鮮が外部からの攻撃を防ぐため回線を切断したとの見方も示しています。

一方、同じく調査会社のダイン・リサーチは、北朝鮮のインターネットについて、不安定になることもあるが、約10時間ぶりに復旧したとレポート。同社のインターネット分析ディレクター、ダグ・マドーリー氏は、「北朝鮮に対するサイバー攻撃なのかどうかは分からないが、正常でないことは確かだ。北朝鮮では通常、接続は安定している。普通ではない状況だ。今までにこうした例は見たことがない」と述べていますけれども、即座に接続が切れた状況でないことから、北朝鮮の接続不能につおて、光ケーブルの切断によるものではないと分析。北朝鮮のルーターのソフトウエアのメルトダウンか、DoS攻撃が考えられるとしています。

また別の調査会社であるアーバー・ネットワークスのセキュリティー調査責任者、ダン・ホールデン氏は、北朝鮮が比較的単純なDoS攻撃を受けているようだと指摘しながらも「アメリカ政府が何らかの行動を起こすとしたら、見え透いたことはしないだろう。…映画を見ることができなくて腹を立てた米国内の誰かが起こした可能性もある」とアメリカ政府による攻撃には懐疑的な見方をしています。

ただ、大統領サイバーセキュリティ諮問委員会の委員を務め、現在トレンドマイクロ社のチーフサイバーセキュリティ責任者であるトム・ケラーマン氏は、 「『されたなりのことは返す』という大統領の言葉を額面通り実行するオプションもある」と述べ、北朝鮮のネットを「ハックバック」して北朝鮮の攻撃インフラを破壊し、攻撃者のコンピュータを起動不能にするシナリオを指摘しています。

実際、国務省が、「目に見えるものもあれば、見えないものもあるかもしれない」と述べている以上、なんでもありと考えたほうがよいかと思います。

ただ、今回の件で北朝鮮が態度を硬化させ、拉致問題が行き詰るのではないかという観測もあり、日本が全くの無関係でもいられない状況です。

サイバー攻撃に端を発するとはいえ、その影響は結構大きく、かつ尾を引くことになるかもしれません。

この記事へのコメント

  • 路人甲

    日本在住の脱北者も捕まえてグアンタナモに入れちゃいなよ!
    2014年12月24日 10:04
  • ちび・むぎ・みみ・はな

    > 北朝鮮が態度を硬化させ、拉致問題が行き詰るのではないかという観測

    これは逆ではないか.
    米国が北朝鮮と関係改善するなら,
    北朝鮮は日本に秋波を送ることはない.

    P.S. 忙しくなる程余計なことをやりたくなる.
    2014年12月24日 13:13
  • 泣き虫ウンモ

    日本以外との他国の経済関係が、うまくいかない時の保険でしかないですね。
    日本がです。
    必死さは、感じられないですね。
    中国がだめなら、ロシアということでしょうか。
    近年の歴史は、そうでしたからね。
    ただ、成就したことがない歴史ですが。そこが、味噌でしょうか。
    2014年12月24日 21:35
  • はる

    日本は北朝鮮の手のひらにのせられたふりをしているんだと思いますよ。
    それも、年内一杯じゃないかと。菅官房長官の「拉致の第1回報告は常識的に考えて年内」
    という発言にもあるとおり。。

    国連安保理で討議されている北朝鮮に対するICC付託決議ですが、
    仮に中国ロシアの反対で否決されても、それで終わりではないです。

    有志国による特別法廷の設置を国連総会において決定できます。

    あまり報道されてませんが、
    今回の北朝鮮に対する決議は安倍政権が相当力を入れてEU等とともに準備したものです。

    年が開けたら日本側の対応は一変するのでは、と思ってます。
    2014年12月24日 22:17

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