ネガキャンが直ちに影響ない人達
今日はこの話題です。
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自民党がネガティブキャンペーンに晒されている。「解散には大義がない」に加え、「アベノミクスは失敗だ」キャンペーンも行われている。
12月2日には、NHKの「ニュースウオッチ9」において番組中に使用したグラフに誤りがあったことについてキャスターが番組最後に謝罪する事件があり騒ぎになっている。
これは、NHKの取材記者たちがアベノミクスの評価と課題を解説する中で示されたもの。社会部遊軍キャップの堀部敏男記者が、実際に受け取る「名目賃金」と、物価の上昇分を差し引いた「実質賃金」の伸び率を比較したグラフを紹介したシーンで、グラフは10月の「名目賃金」は1.5%、「実質賃金」は-6.0%あたりを示していた。
ところが、番組終了直前に訂正され、正しくは名目賃金が0.5%、実質賃金は-2.8%だった。数字だけだと分かりにくいけれど、グラフにしてみるとその違いは一目瞭然。こんな大きな間違いを単なるミスで起こるものなのか非常に疑問。
また、遡ること11月28日、朝日新聞は朝刊1面トップで「年収360万円未満 5歳児保育料 来年度無償化見送りへ」と見出しをつけた記事を掲載。幼児教育の一部無償化に向け、文科省と厚生労働省が纏めた年収360万円未満の世帯の5歳児を対象にする案に財務省が難色を示したとし、来年度からの導入を見送る一方、保育料を補助する地方自治体への財政支援を拡充する方向で調整に入った報じた。
ところがこれは全くの嘘。下村文科相は記者会見で「これ厳重に抗議しますけど、選挙妨害ですよ。全くの事実無根ですから。この来年度の幼児教育の無償化見送りっていう一面トップの見出しがありますけど、全く決まっていません。全く決まってないということをですね、なぜ記事で書くのかっていうことは、これは理解できません。文部科学省でも財務省でもそれは明らかにしているはずであります。」と完全否定している。
誤報やミスがあるのは仕方ないにしても、時期が時期だけに、下村文科相のいうように本当に選挙妨害になる可能性だってある。先日も各党からテレビ局に対して、中立公正な報道を求める要請がされたけれど、こんなことが行われるのであれば、そう要求するのも無理はない。
だけど、こうしたネガキャンに晒されているにも関わらず、自民の支持は落ちていない。新聞各社による選挙戦序盤調査でも、自民は、当初言われていたような大幅議席減どころか、議席を上積みして300議席を超える勢いだと報じられている。
これらを見る限り、マスコミのネガキャンも、自民党には"ただちに影響はない"ようだ。
さて、同じネガキャンでも、マスコミからではなく、国民からネガキャンされる政党もある。民主党がそう。
まぁ、あの暗黒の民主党政権を経験してからというもの、ネット界隈では民主党はとっくに見限られ、"民主党サゲ"が優勢になっている。勿論、民主党を応援というか"打倒安倍政権"を主張する声もネットにはあるのだけれど、例の小4の中村君ステマサイト騒動以来、そうした声も勢いを無くした感がある。
更に、民主党を見限るだけでは飽きたらないのか、民主党候補者の街頭演説には、「民主党が地上から無くなりますように」と書いた"あずまんが大王"なプラカードを持った人が集まってきたり、韓国の太極旗を掲げて応援する人が現れたりしている。
そんな"熱い応援"を嫌ったのか、民主党は幹部の遊説日程を公開しなくなった。ただ、まぁそんな応援の有無に関わらず、民主党は国民からそっぽを向かれてる。
「史上最悪の宰相」はいうに及ばず、 その他幹部の演説でも人が集まらない。ただでさえ盛り上がらない今回の選挙でこの有様。最早、民主党は敵失を期待するか、マスコミの自民へのネガキャンに縋るしかないのではないか。
そんな中、産経が野党幹部の驚くべきオフレコ発言を報じている。
なんでも、その野党幹部は衆院選の現状について、かなり厳しい状態になっているのは事実だと認めた上で、まだ状況は変わるとして、その条件として「安倍晋三首相の失言が最大のチャンスだ。党首討論でイライラしてくれたらベスト。そうしたら雰囲気は変わる。うちのトップにもできるだけのネタは仕込むつもりだ。…閣僚の失言。これは決定的なものがいい。期待するなら麻生さんくらいか。麻生さんはテレビに出る機会はあるの?…マスコミの世論調査報道の後。これは君らマスコミに期待だ。ここで自民党がさらに強くなるのか、それとも風がこちらに吹くのか。本当に期待している」と発言したといいう。本当に敵失とネガキャンに縋ってる。
だけど、問題はその先で、その野党幹部は、これは完オフだ、と前置きした上で、「自然災害とか何か大きな現象が起き、これに官邸が対応できないことだ。菅義偉官房長官も地方に相当出るんでしょ? 万が一、2人が官邸にいない時に、こういう現象が起きれば、『官邸は選挙だけに夢中で、政府として最も大事な時に対応ができなかった』となる。こんな事態となり、それだけを攻めれば、自信はある」と言い放ったそうだ。
議席増の為に自然災害を願うとは、政治家云々の前に人としてどうなのか。有り得ないというより、あってはならない。呆れ果てる。少なくとも、この野党幹部は、国民の方を向いていないことだけははっきりと言える。
先日、長野北部で震度6弱の大地震が起こったけれど、あれは解散翌日の11月22日。そのときも安倍総理以下、官邸は素早く対処していた。だから、たとえ選挙中であったとしても、即応できるだけの準備を整えていると考えるほうが自然だし、まぁ、民主党なんかよりははるかにきちんと対応するだろう。
こんな発言をした、不届き極まりない野党幹部とは一体誰なのか知らないけれど、こちらの二階堂ドットコムによると、民主党幹部なのだそうだ。二階堂ドットコムは、その幹部について、ダチョウ倶楽部(上島竜兵)のような"前フリ"をした上で「左巻きはダメだ。自分の思い通りにならないとテロすりゃいいと思ってるんだもん」と述べ、「ICレコーダーのデータが出たら終了だろうね」と指摘しているけれど、この発言が事実であり、そんな証拠が公開されたら大騒ぎになるだろう。
だけど、今のところ、その御仁の名前が外に漏れているわけじゃない。きっと"ただちに影響はない"のだろう。
この記事へのコメント
almanos
sdi
記事の本筋からはずれた内容になりますが・・・・・・・。
この産経新聞の記事に限らないことですが「オフレコ」発言が、その「オフレコ」を了承したはずの記者やインビューアーむの手によって外部にだだ流れしている現状はおかしいんじゃないですかね。
日本のマスコミの倫理基準はなんかおかしくないでしょうか?
「発言者の身元を隠している」と彼らは正当化するかもしれませんが、それは「オフレコ」じゃなくて「匿名」です。「オン」と「オフ」の境目がないに等しいのは問題じゃないでしょうか?