安倍談話を攻撃する者たち

 
昨日の続きを極簡単に…

 ブログランキングに参加しています。応援クリックお願いします。


安倍総理の新談話について、早速、特亜が反応している。

1月6日、中国外務省の洪磊・副報道局長は定例会見で「日本の指導者が過去の侵略の歴史でどのような対外的な信号を発し、どのような態度を取るのか注視している。…今年は世界の反ファシズム戦争と中国人民の抗日戦争勝利の70周年であり、世界各国が歴史を回顧し、経験と教訓を総括し、未来を展望する重要な年だ」と強調し、日本に対して「実際の行動で平和発展の道を歩んでほしい」と述べた。

また、同じく6日、韓国外務省報道官も記者会見で「歴代内閣の談話を継承し、正しい歴史認識に立脚して誠意ある行動を取り、周辺国との信頼を重ねていくよう期待する」と注視する考えを示した。

まぁ、中韓がこのような反応をするのは、いつものことだと思うけれど、この談話について、アメリカ政府が、「村山・河野談話」の継承するよう促したと国内マスコミが報道している。そのいくつかを次引用する。
・共同通信:米が村山、河野両談話の継承促す 戦後70年で首相に
【ワシントン共同】米国務省のサキ報道官は5日の記者会見で、安倍晋三首相が今年発表する戦後70年の首相談話に関し、過去の植民地支配と侵略を認めた村山富市首相談話や従軍慰安婦問題をめぐる河野洋平官房長官談話を含めた歴代政権の歴史認識を継承するよう暗に促した。
安倍首相は年頭の記者会見で、戦後70年談話について第2次世界大戦への「反省」を盛り込み、村山談話を基本的に継承する考えを表明。
サキ氏の発言は、首相が村山談話などの内容をどこまで継承するか、オバマ政権内に一定の懸念があることを示唆したといえる。

・NHK:アメリカ 「村山・河野談話」の継承を
戦後70年となることし安倍総理大臣が発表するとしている「総理大臣談話」について、アメリカ政府は、過去の植民地支配と侵略に対し痛切な反省を表明した村山元総理大臣の談話や、いわゆる従軍慰安婦の問題を巡り謝罪と反省を示した河野元官房長官の談話を継承する形であることが望ましいという考えを示しました。

安倍総理大臣は5日の記者会見で、戦後70年となることし発表するとしている「総理大臣談話」について、戦後50年の1995年に当時の村山総理大臣が過去の植民地支配と侵略に対し痛切な反省を表明した談話など歴代内閣の立場を引き継ぐ考えを示しました。
これについてアメリカ国務省のサキ報道官は5日の記者会見で、「村山元総理大臣や河野元官房長官による謝罪の表明は日本が周辺国との関係を改善する重要な区切りとなった」と述べ、アメリカ政府としても新たな総理大臣談話がいわゆる村山談話や河野談話を継承する形であることが望ましいという考えを示しました。
そのうえでサキ報道官は「引き続き周辺国と協力し、歴史を巡る懸念を対話を通じて友好的に解決するよう促していきたい」と述べ、中国や韓国との関係改善に向けた取り組みを促しました。

・読売新聞:村山・河野談話「重要な1章」…米、継承求める
 【ワシントン=今井隆】米国務省のサキ報道官は5日の記者会見で、安倍首相が8月に発表する戦後70年の首相談話について、「村山元首相と河野洋平元官房長官が談話で示した謝罪は、日本が近隣諸国との関係改善に向けて努力する中で重要な1章を刻んだ」と述べた。

 戦後50年に植民地支配と侵略を謝罪した村山首相談話や、いわゆる従軍慰安婦に関する「河野談話」の継承が重要との認識を示したものだ。

 サキ氏は、「日本には、近隣諸国と対話を通じた友好的な方法で、歴史に関する懸念を解決することを促している」とも語った。

・時事通信:「謝罪は重要な1章」=米国務省、新談話で指摘
 【ワシントン時事】米国務省のサキ報道官は5日の記者会見で、安倍晋三首相が8月の終戦記念日に合わせた戦後70年談話の発表を予定していることに関し「村山富市首相と河野洋平官房長官が(談話で)示した謝罪は、日本が近隣諸国との関係を改善しようと努力する中で重要な1章を刻んだというのがわれわれの見解だ」と述べた。
 村山談話と河野談話で示された侵略や従軍慰安婦問題に関する歴史認識を塗り替えないよう改めてくぎを刺した発言だ。
 サキ報道官は「日本には近隣諸国と引き続き協力し、対話を通じた友好的な方法で歴史をめぐる懸念を解消するよう促す」と強調した。 (2015/01/06-08:19)
このようにマスコミ各社は、アメリカが村山、河野両談話の継承促している、と報道している。

件のサキ報道官の発言は、記者の質問に対して答えた部分なのだけれど、その原文は次のとおり。
QUESTION: Thanks. A couple on Japan, quick ones. I was wondering if you saw Prime Minister Abe’s opening – year-opening press conference where he said that Japan would be issuing a statement on the 70th anniversary of World War II expressing remorse for Japan’s actions. I was wondering if you had a response.

MS. PSAKI: We did see President – Prime Minister Abe’s remarks. As you know and we’ve stated many times from here, the apologies – our view is that the apologies extended by previous Prime Minister Murayama and former Chief Cabinet Secretary Kono marked important chapters in Japan’s efforts to improve relations with its neighbors. As we’ve indicated many times, we encourage Japan to continue to work with its neighbors to resolve concerns over history in an amicable way through dialogue.

QUESTION: Will you be encouraging the Japanese to include specific language in the statement that reconciles historical differences with its neighbors?

MS. PSAKI: Well, I think, as I mentioned, there’s been a statement that’s been issued already. Beyond that, I don’t have anything to preview for you.

QUESTION: Well, the statement is going to be made later this year. I was wondering what --

MS. PSAKI: I understand. I mean, there’s been a statement previously issued.

QUESTION: Sure.

MS. PSAKI: Beyond that, I don’t have anything to convey. I can check and see if there’s more to add.

QUESTION: Thanks.
このように記者から、安倍総理の新しい談話に関する年頭記者会見(year-opening press conference)を見たかと質問されたことに対して答えたもので、サキ報道官は、既に村山・河野談話で謝罪済みであり、これは日本の近隣諸国との関係を改善するための重要な一章(important chapters)だ。アメリカは日本が対話を通じて解決するための協力を近隣諸国と続けていくことを手助けする、と回答した。

そして、日本と近隣国との歴史的な見解の相違について、更にコメントすることを期待しているか、と重ねての質問に、既に表明されていることで、改めていうことはない、と述べている。

つまり、日本政府は村山・河野談話で謝罪済みであり、新たな談話について注文することはなく、アメリカは対話を通じた解決の手助けをする、というスタンス。

筆者には、これを持って、アメリカ政府が、村山・河野談話の継承を促したと報道するのは、ちょっと強引ではないかという印象が拭えない。少なくとも、何もいうことはないと言っているのに"促した"というのは言い過ぎではないかと思う。

まぁ、実際には、アメリカが、水面下であれこれ言ってきているのかもしれないけれど、表向きの会見では、そんな圧力はかけてない。公式会見がそうである以上、勝手に"促した"と報道するのはどうかと思うし、ネットの一部では「捏造報道ではないか」と話題になっている。これについて、少なからずの人達がマスコミ報道が"怪しい"と感じている。

境界の彼方」のエントリーで述べたけれど、マスコミという権力者を、ネットを介して国民が監視しだしているのが今。こうした細かな情報戦が常に行われている可能性を忘れないでおくべきだろうと思う。

この記事へのコメント

  • almanos

    まあ、典型的な内政干渉になるからそんなアホをやるほど国務省が頭悪いと恥をさらす真似はしないでしょう。国を挙げてやってる何処かと違って。それに、村山談話とかを別に否定しなくてもいい。何せ、調査しないで被害者詐欺に迎合した談話だと云う事を事実で示せば良いだけだから。当時の責任者達の間抜けさを晒して「で、こんな連中を信頼しますか? 」とやれば良いだけだし。日本の自称リベラルである「サヨク」はレッテル貼りで知能が劣化しているから尚更。まあ、1/22を超えたら激減するかもしれませんがねぇ。急にマスゴミ各社が社員が大量に何処かの国に行ってしまって「自動リストラ」してたりして。まあ、色んな所で起きるかもしれませんが。日比野殿。もし、宜しければそこら辺のネタもお願いします。何せ、やっと国籍国が彼らの保護を始めたんですからねぇ。
    2015年01月07日 06:13
  • opera

    昨年、村山元首相が、そもそもあの談話は「国際社会に対して表明されたものではなく、日本に向けたものだった」と述べたことが、小さな記事になっていました。まさにこの点、あの談話の動機・成立過程こそが問題であることを、河野談話と同様に検証してみる必要があるのではないでしょうか。
     当時は自社連立政権で、社会党が与党になることにより、日米安保容認・自衛隊合憲と、それまでの社会党の基本方針を180度転換せざるを得なくなっていました。そのため、社会党関係者や支持者の間に不満が燻っており、それを宥める意図で抜き打ち的に出されたのがあの談話だったと言われていますね。つまり、あの談話は、日本に向けられたものですらなく、一部の社会党支持者や左翼・リベラル、マスゴミに対するものに過ぎなかったわけです。日本のマスゴミがこの談話にこだわるのは、特アとの関係はもちろん、戦後利得者として自身の既得権益に密接に関連していることを自覚しているからでしょう。
     村山政権以前の自民党政権は、先の大戦の歴史的評価は歴史家に委ね、政治的な発言は行なわないことを基本としていました。しかし、いかに抜き打ち的であったとはいえ、村山談話の発表は自民党にも連帯責任があります。したがって、完全に無かったことにはできないでしょうが、安倍首相としては、従来の自民党の立場にどこまで回帰できるか、未来志向という形での「歴史の脱政治化」を考えているのではないかと思っています。
     ただ、そのキッカケを作る意味で、次世代を失ったことが意外に痛手となるかもしれませんね。
    2015年01月07日 15:40

この記事へのトラックバック