わが軍「Japan Self-Defense Forces」

 
今日も極々簡単な感想エントリーです。

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何やら安倍総理の「わが軍」発言が一部で話題になっていますね。20日の予算委員会で、維新の党の真山勇一氏が訓練の目的を尋ねたのに対し、安倍総理は「我が軍の透明性を上げていくことにおいては、大きな成果を上げている。…自衛隊は規律がしっかりしている、ということが多くの国々によく理解されているのではないか」と答えたのですけれども、その中のわずか一言の"わが軍"に野党が噛みついています。

まぁ、動画を見る限りでは、安倍総理は極普通に答弁していて、その流れの中での発言のように聞こえます。ですから、意図的、あるいは観測気球的にわざと「軍」という言葉を使ったのではないように思います。思わず知らず気を抜いてしまったのかもしれません。

尤も、自衛隊も対外的には"Japan Self-Defense Forces"ですから軍と表現しても何もおかしくはないのですけれども、野党にとっては格好の材料となったようです。

民主党の細野政調会長は「これまで憲法の枠組みの中で積み上げた議論を全部ひっくり返すような話で、理解に苦しむ」と批判。維新の党の松野幹事長も「あくまで我が国は自衛隊だ。不安をあおるような言い回しは、気をつけるべきだ」と述べたようですけれども、そんなに不安を煽るのかといわれても、正直ちょっとピンときません。

先日の内閣府の世論調査でも、自衛隊に好印象を持つ回答が92.2%と過去最高になっていますし、自衛隊そのものの好感度は高い。それが"自衛軍"となったところで、いきなり急落するとも考えにくいですね。

それよりは、感覚的に中国軍の脅威のほうがよりずっと大きい。3月19日、民主党の枝野幹事長が、中国の劉建超外務次官補と会談し、日中関係について「中国も日本国民の感情を刺激しすぎないよう留意すべきだ」と述べたのも、そうした国内世論があるという何よりの証左でしょう。

ここ数年、中国が軍事挑発をするたびに、日本人の国防意識が高まるというサイクルが続いていますから、枝野氏の発言は、或はこれが念頭にあったのかもしれません。

ただ、ここのところ、野党、或は反・安倍を掲げる人達は、安倍総理を引きずり降ろすためなら、だんだん手段を選ばなくなってきた感はあります。

先日も、電車のガラスに「頭が幼稚なこども総理」「選ばれた政権の私が最高責任者」「日本を、取りモロす」「戦争ができる国へ 自民党」と書いたシールを貼った事件や拡散し、3月22日には、「安倍政権NO!大行動」のデモに合わせ、「安倍クソッタレ!」と叫べば味玉サービスする「アンチ安倍ラーメン屋」まで登場する始末。もう、なんでもありですね。

ただ、まぁ、安倍政権にとっては、毎日何らかの形で、批判されまくっているというのは、見方によっては、「まだまだ敵は多いのだ」とその度に気づかせ、慎重にさせるという意味では、そう悪いことばかりでもないように思われます。

…とりとめもない雑談ですけども、今日はこの辺で…

この記事へのコメント

  • ス内パー

    野党は過去数十年と自衛隊を「軍隊だ」と決め付けて非難していたのですから
    自分の主張をようやく与党も認めたと喜ぶべきところなんですがねぇ。
    これで野党は以後「自衛隊は軍隊ではないか」と追及するカードを永遠に失いました。
    追求したら「おや、先日私の発言に自衛隊は軍隊ではないと反発したのはどこの貴方でしたか?」と返せば火病るわけでして。

    そして官房長官から援護射撃。この発言ができるというだけでつい4年前とは日本ががらりと変わったと痛感します。
    つい4年前ならこれで内閣総辞職の政権交代実現ですよ誇張抜きで。

    「わが軍」答弁、問題ない 野党批判に官房長官
    ttp://www.47news.jp/CN/201503/CN2015032501001026.html
    2015年03月25日 18:21

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