世界を過去志向に引きずりこみたい中韓と安倍総理を国賓に迎えるアメリカ

 
今日は、諸般の事情で極極々簡単な感想エントリーです。

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「中国を押し込んだ安倍総理」のエントリーで、安倍総理が70年談話に関して中国や韓国を押し込んで、勝負あった、と述べましたけれども、どうやら、バンドン会議での安倍総理の演説を批判しているのは、いつも通り、中韓の2国だけのようです。

中国外交部の洪磊報道官は、安倍総理が「植民地統治」や「帝国主義」に言及しなかったことで、「日本が侵略の歴史を直視し、反省することで、アジアの近隣諸国と和解し、国際社会の信用を得ることを希望する」と述べ、続いて24日、中国国営新華社通信は、「日本の指導者は歴史を正視し乗り越えるチャンスを再び失った」と批判しています。

また、韓国外交省も、安倍氏の演説について「深い遺憾の意を表す」とコメントし、謝罪と反省という「核心的な表現」を落としたと批判しています。

ところが、同じ会議に出席したマレーシアのチーク通信マルチメディア相は「大きな意味は見いだしていない。日本による占領という暗い時代、残酷な時代を多くのアジア人は心のなかに覚えている。しかし、今は前進すべき時だ。貧困のない、正義ある社会をどうつくるか。協力し合う必要がある」と述べ、ミャンマーのワナマウンルウィン外相も「アジアとアフリカの途上国と協力を深めていく姿勢が示されて、いい演説だった」と評価。カンボジアのホー・ナムホン外相も「(おわびなどの言及は)安倍首相が判断すること」とし、インドネシアの外務次官も「演説で触れられていない言葉についてコメントはない」と述べています。

東南アジア諸国が「協力して前進すべきだ」と、"未来志向"のコメントであるのに対して、中韓はいつもの謝罪と反省の"過去志向"というわけです。

けれども、"未来志向"は共に協力して前進するというベクトルを持っていますけれども、"過去志向"は、いつもその過去の時点に戻ってしまうために、前進するというベクトルが生まれにくい。いくら「謝罪と反省」をさせたところで、それを受け入れるか否かは、"過去志向"の国自らが持っているからです。

相手が何万遍謝ったところで、それを受け入れることをしなければ、謝罪が未来へ前進する力にはならない。要するに、過去に戻るという行為がブレーキとなって働くということです。

まぁ、"過去志向"でいるのは勝手ですけれども、"未来志向"で進もうとしている国が増えれば増える程、"過去志向"の国は取り残されていくことになります。それが嫌なら、"未来志向"の国々を"過去志向"に引きずり込むしかない。

要するに、世界に向けて、日本の「植民地統治」だの「帝国主義」だのとジャパン・ディスカウントをやる。正に中韓がやっていることですね。

けれども、そろそろ世界もそれに踊らされなくなりつつあります。先の東南アジア諸国の発言もそですし、この程、上下両院合同議会での安倍総理の演説を予定しているアメリカにしてもそうですね。

4月13日、アーミテージ元国防副長官は時事通信のインタビューに対し、「日本の戦後70年は素晴らしかった。次の70年を素晴らしいものにするために重要だ。…これは米国人に対してだけの演説ではない。世界に向けた演説だ」と述べています。つまりは、そういう認識なのですね。

韓国は年明けから在米韓国系団体を中心に、安倍総理演説を阻止しようと、元慰安婦の口述冊子『聞こえますか?』を米議員らに配布しようと試みるなど工作しているようですけれども、効果がないとみるや、安倍総理の訪米先で罵詈雑言を浴びせ、大声で喚きたてることで妨害しようとしているなどとも報じられています。

アメリカは、この動きに激怒しているそうですけれども、当然でしょうね。

アメリカは今回、安倍総理を国賓待遇で招くのですから、粗相はできません。アメリカでは国賓に対して「ステート・ディナー」と呼ばれる晩餐会行い、大統領が自ら賓客に合わせてワインをセレクトするそうです。

フランスのエリゼ宮で国賓を迎えて行なわれる晩餐会では賓客ごとに出されるワインのランクが分かれるそうですけれども、オバマ大統領が安倍総理を迎えて、どのワインをセレクトするかで、その歓迎振りが伺えるかもしれません。

昨年4月、国賓として来日したオバマ大統領は皇居での宮廷晩餐会で、抹茶アイスが振舞われたそうですけれども、或は、デザートで、その返答をするのかもしれません。カチカチのシャーベットではなく、とろとろのアイスクリームであることを期待しています。

この記事へのコメント

  • ちび・むぎ・みみ・はな

    朝鮮と支那以外の国は元より日本を非難する
    つもりはないだろう. 大体, 数年の占領を
    非難するのであれば, その前の植民地時代は
    どうするのかと言う当然の問題が出てくる.

    それより, TPP がそろそろ準備万端の様だ.
    オバマ大統領としては釣り逃すつもりはなかろう.
    2015年04月25日 14:17

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