今日は、先日のエントリーの後フォローになります。
ブログランキングに参加しています。応援クリックお願いします。
4月24日、警視庁は、総理官邸の屋上でドローンが見つかった事件について、福井県小浜市在住の男が関与を認め、24日の午後8時過ぎに福井県警小浜署に出頭したと明らかにしました。
調べによると、男は「原発政策への抗議だ」とし、ドローンに取り付けられたプラスチック容器からは微量の放射性セシウムが検出されたことについて「福島の砂や海水を入れた。反原発を訴えるために総理官邸にドローンを飛ばした」と話しているようです。
「総理官邸ドローン落下事件について」のエントリーで、警視庁公安部が労働運動や革マル派を担当する公安2課に捜査本部を立ち上げたと述べましたけれども、反原発派によるテロということであれば、概ね睨んだとおりだったということですね。
というか、ネットではもう既に知れ渡っているのですけれども、容疑者本人のものと思われるブログが公開されていて、そこから大分情報が拾える状態です。筆者は一部を流し読み的にチラとしか見ていませんけれども、それによると、どうやら、官邸に"福島の砂100g"を搭載したドローンを4/12の統一地方選の数日前に落として、話題を集める算段だったようです。
くだんのブログには、次の計画が記されていました。
グリフォン行方不明・・・これはマズイとまぁ、地方選の直前に報道されて話題になるという想定での計画だったようですけれども、結果は御存じのとおり、ドローンを落としてから2週間経っての発見で、この計画は最初の一歩で破綻しました。
計画
4/8 官邸にドローン墜落・・・マスコミ報道
4/9 ブログ公開、警察に出頭・・・ここが選挙3日前
4/12 混乱の中で選挙を迎える
全国から注目される中で12日投開票・・・投票率、票の行方がどうなるか・・・
・・・という投票率アップの特効薬になる計画が頓挫・・・
スケジュールがタイトで修正できなかったのは痛い
ただニュースの寿命は2~3日・・・このタイトさこそが勝算・・・
発見が遅れたことについて、一部では批判の声が上がっていましたけれども、ブログの記述が正しければ、それこそが計画を頓挫させる決定打となったということですね。何とも皮肉なものです。
このブログでは、ドローンが発見された報道についても、次のように記載しています。
工具を持つ手が震える・・・とまぁ、自分が犯罪者だという自覚はあるようです。けれども、当然ながら、許される行為ではありませんね。問題のブログを読む限り、彼は今回たまたまドローンを使っただけで、注目を集めるためには別の手段を取った可能性もあるのですね。ブログには次の文章があります。
犯罪者は自分の報道をこんな感じでみるのか・・・
平常心を保つのが難しい・・・
放射線も感知してくれたか・・・液体とか言ってるけど土だし・・・あとは声明文・・・
威力業務妨害になるのか・・・公務執行妨害とかはならないのか・・・
さて・・・どうするか・・・
選挙終わったから自首してもなぁ・・・
破壊活動とテロの区別・・・難しいな・・・う~ん。サリンや炭疽菌だったらトンデモない自体になった可能性もあります。これをみると、ドローンの規制だけでなく、官邸の警備の在り方から見直したほうがいいかもしれません。
今は何でもかんでもテロ扱いだから・・・
殺傷せずに何かを破壊・・・デモ以上テロ未満・・・
いや・・・再稼動を止めるためにはテロをも辞さない
再稼動すれば加害者・・・なら再稼動を止めて加害者のほうがいい
具体的に何をするか・・・何ができるか・・・
サリン風の液体や炭疽菌風の粉末をを郵送・・・
爆弾風の圧力鍋を郵送・・・
生卵に穴を開けて中身を抜いて中に臭豆腐とか入れてテープで蓋して・・・投げる
ダメだ・・・発想がショボイ・・・知能が足りない
また、池袋の公園の高線量については、地面を掘り返したところ、円盤状の塊が見つかったそうで、こちらはラジウムではないかと見られているようです。こちらの"池袋ラジウム"についても、原因究明を望みます。
この記事へのコメント
ちび・むぎ・みみ・はな
ラジウム温泉は何故安全かと言う案内に出会った.
安全なのはこの位の微量放射線の被曝は健康に害を
与えないからであり, それを日本人はずっと前から
知っていたはずだ. なのに, 放射線の種類がちがうとか
放射物質がすぐ排出されるから安全とか書いている.
迷信から生ずる風評被害を防ぐために(科学の衣をつけた)
本質的でない議論で善良な日本人を誤魔化すのは止めて欲しい.
問題は細胞が吸収する総放射線量つまり「総エネルギー」だろう.
外部から吸収した過剰のエネルギによる細胞損傷が問題だとされるが
細胞の修復能力を越えない程度の損傷発生率では
生体が被害を受けると言う科学的事実はないと聞く.
もちろん, 受けないと言う証拠もないが,
それは悪いことをやっていないと証明するようなものだ.
それに「線形外挿」というおよそ科学的でない議論がある.
理工系大学の学生なら最初の物理学実験の時に
「外挿」は危ないと教えられている筈だ.
「線形」だって危ない仮説であり, 何も知らない学生が
飛んでも理論出してくる原因である.
吸収エネルギーの問題であると考えれば,
マイクロ波だって危なかろう. テロ宗教はこれで人を消した.
家にある電子レンジは騒がないのか.
(勿論, 原子炉と同様に安全設計されている.)
携帯で騒がないのか. (最近はスマホだから被曝が少ないか.)
無線電力伝送は良いのか. (レーザポインタ以上に使用注意.)
ちび・むぎ・みみ・はな
> (勿論, 原子炉と同様に安全設計されている.)
(勿論, 原子炉と同様「以下」に安全設計されている.)
ミモロン
世間一般の感覚に立って見れば、反原発を主張する人が、放射能汚染土を様々な場所に持ち込んで汚染を広めた…という点で、既に"たちの悪いギャグ"みたいな話でありますが(汗)
とにもかくにも「手段の正当化」を印象付ける(=ごり押しする)ためには、更に「その手段や、それに伴う状況が、完璧に自分のコントロール下にある」という事を強くアピールすれば良いのだな…というような事を考えてしまいました。
もし、件の男が、状況のタイミングやコントロールに完璧に成功していたとしたら、地元含めて、特にラディカルな反原発団体は、件の男を英雄化&神格化した可能性もあるかも…
人間の判断は、結構、見た目の状況の勢いに流されやすいと思うのであります。今回の件、選挙とは全く関係の無い騒動に収まって良かった…という風に思いました。日本は、何故か、こういう部分「後から分かってみると、あのタイミングだったので、幸運だったのかも」みたいなところがありますね。ちょっと不思議です。
(しかし、官邸を含む国家的施設の警備に関しては、様々な課題が残ったみたいですね…)