口永良部島新岳噴火
今日は時間がないので、極極々簡単に…
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5月29日、鹿児島県の口永良部島の新岳で爆発的噴火が発生しました。
噴煙は9000メートルにも及び、火砕流は新岳の南西側から北西側にかけて流れ下ったことが確認されました。これを受け、気象庁は噴火警報を発令。噴火警戒レベルを3から5に引き上げ、島からの避難を呼びかけました。幸い人的被害は報告されておらず、住民全員が島を出て避難したようです。
口永良部島は屋久島の北西約12km、周囲約50kmの瓢箪形をした薩南火山郡島最大の火山島です。昨年8月に34年振りに噴火していたのですけれども、今回はそれを遥かに上回る規模のようです。
あっという間に火砕流が海に流れ込む映像をみると、住民の住む地域に流れ込まなかったことは不幸中の幸いだったという他ありません。
産業技術総合研究所火山活動研究グループ長の石塚吉浩氏は、噴火について、「口永良部島は活火山の中では地殻変動も顕著でガスも多く、いつ噴火してもおかしくない状態だった。昨年8月の噴火と一連の活動と考えることもできる。過去の経験則からすると、昭和41年の噴火に規模や現象が似ている。このときは数年間継続したので、今回も数年間、活動が継続する可能性を考えた方がいい」と述べています。
去年の御嶽山噴火、今年の箱根山に噴火の兆候など、ここのところ、噴火の話題に事欠きません。西之島の噴火は収まっておらず、海外では、チリ南部のカルブコ火山が大噴火しています。何やら地球規模での火山活動が活発化してきている気さえします。
もしかしたら、地上の火山だけではなくて、海底火山も目に見えないだけで、あちこち噴火しているのかもしれません。近頃は、イルカなどが浜辺に打ち上げられたなどというニュースは珍しくなくなりましたし、ダイオウイカが網に引っ掛かったなんていうのもちらほらあります。
彼等が海底火山の噴火から"避難"したのかどうかは分かりませんけれども、海にも変化が起こっていることにも注意を向けるべきなのかもしれませんね。
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