今日はこの話題を極々々簡単に…
ブログランキングに参加しています。応援クリックお願いします。6月29日、韓国兵務庁は正当な理由なく兵役義務を忌避した人物の情報を来月からインターネットで公開すると発表しました。
公表される情報は、兵役忌避者の姓名、年齢、住所、兵役忌避日時などで、対象は、入隊時期になっても帰国せず、海外に滞在している人や指定日時に徴兵検査を受けない人、そして現役兵入営通知書を受けても応じない人などのようです。
それをプライバシーもへったくれもない程に、公開してしまう。要するに、兵役逃れをする者は徹底的に晒し者にするということですね。
こんな事をしたら、兵役逃れをしている人に対して、兵役についた人から猛烈な批判とプレッシャーが襲い掛かってくることはほぼ間違いありません。
兵務庁関係者は「今回の制度により、誠実な兵役履行の定着と拡散に繋がると見ている」と述べたそうですけれども、"誠実な"兵役履行とわざわざいうところをみると、それだけ"不誠実"な輩が少なからずいるということです。
ただ、批判をプレッシャーだけで済むのであれば、鉄面皮よろしく、無視を決め込む輩も出てくることも考えられます。けれども、個人情報の公開は、たとえ"鋼鉄の面の皮"をもってしても、抗えないリスクを背負うことになると思いますね。
なぜなら、個人情報を公開されることで、その人物は多くの目によって監視されるようになるからです。
2012年7月9日から新しい在留管理制度施行されていますけれども、これは日本に中長期間在留する外国人を対象として、その在留状況を継続的に把握する制度です。
この制度の対象者には、氏名等の基本的身分事項や在留資格、在留期間と顔写真が貼付された在留カードが交付されるのですけれども、その氏名には所謂通名が使えません。
また、行政サービスも在留カードの情報とリンクさせ、一元管理されることから、不正受給等があった場合即座に捕捉されることになります。
この時、対象者が容疑を持っていたりすると出国または強制送還の対象になるのですね。こちらに入国管理局の「退去強制手続及びの出国命令手続きの流れ」がありますけれども、例えば、不法滞在者の場合は、一番右側のフローを通って、強制退去になります。これは「不法滞在」であることが、強制退去の事由になっているからで、違反調査・口頭頭審理をすっとばして即、強制退去となります。
まぁ、このような不法滞在は問答無用のケースなのですけれども、このフローチャートをみる限り、兵役忌避者もかなりの確率で出国命令が出されるように見えるのですね。
フローチャートではまず強制退去が疑われる外国人に対して、「入国警備官による違反調査」を受けることになります。調査の結果、容疑があるか、または出国命令対象者に該当すれば、今度は「入国審査官による違反審査」を受けることになります。
この時、兵役拒否者はどう扱われるかというと、おそらく「出国命令対象者に該当」になるのではないかと思われます。なぜなら、韓国本国から、兵役につくようにと指定を受けているからです。
それに、御丁寧に本国から名指しで指定されているのですから「入国警備官による違反調査」もその段階で殆ど終わってますね。
「出国命令対象者に該当」すると認定されると、あとは「主任審査官へ通知」、「出国命令交付」を経て出国です。つまり、兵役忌避者として、韓国本国から名指しされるということは、もうそれだけで、日本からの出国の切符を手渡されたようなものというわけです。
それを考えると、兵役忌避者として個人情報を公開されるということは、その時点で殆ど詰みに近いといえると思われます。
しかも、彼等は兵役についた人達および親族から目の敵にされているかもしれないことを考えると、王手を掛けてくる相手は一人や二人ではない公算が高い。やはり逃げ場はなさそうですね。
この記事へのコメント
almanos
ちび・むぎ・みみ・はな
と憲法に唱ってあれば公開それ自体は問題ではない.
この様なことを問題視するのは先日の自民党若手勉強会での
議員の発言を問題視することに通じる.
問題は, 金持ちの子息は兵役を逃れられる現在の南朝鮮の
社会のあり方だろう. 金持ちの特権意識がなくならない限りは,
南朝鮮の今後の発展はないだろう.