今日はこの話題を極々簡単に…
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1.中国の人権弁護士狩り
中国で人権派弁護士が一斉に拘束される事件が拡大しています。
当局による一斉摘発は今月9日頃、司法の不公正に不満を抱く陳情者らを支援してきた「北京鋒鋭弁護士事務所」の重点摘発などを中心に始まり、中国の人権擁護活動を支援する海外サイト「維権網」によると、今月上旬以降、警察当局に拘束・連行された弁護士らの人数は18日までに200人以上となったようです。
中国国営の新華社通信は、18日、摘発した北京鋒鋭弁護士事務所について、警察側の調査として「2012年7月以来、北京鋒鋭弁護士事務所の主任である周世鋒容疑者らは相次いで40件以上の案件を計画的に企て騒ぎを起こし、正常の司法活動や社会秩序を乱した。…当弁護士事務所は人々の目を引く案件を意図的に選んで受理し、知名度がそれほど大きくなければ、八方手を尽くしてその知名度を大きいものにした」と報じています。
拘束された弁護士の多くは「人権擁護運動」に関わる弁護士ネットワークに所属し、反体制のアーティストを守ったり、政府に土地を奪われることに抵抗する農家を助けたりするなどの活動にも参画していたようです。
特に、今回拘束された北京鋒鋭弁護士事務所の王宇(ワン・ユー)氏は難事件を引き受けることでよく知られる弁護士だったそうで、彼女の拘束が知られると、中国国内の1000人以上の弁護士からすぐに署名が集まり、拘束を強く非難し、適正な手続きを要求する公開書簡が発表されました。
ところが、書簡が発表されてすぐ、中国警察は署名した弁護士の多くを拘束し始め、13日朝までに107人が連行され、7人が逮捕、15人が未だに連絡が取れない状態で、85人が取り調べを受けた後に釈放されたようですけれども、肝心の北京鋒鋭弁護士事務所の弁護士は13日の段階でもまだ拘留されたままだそうです。
当局の拘束・取り調べは尚も続いているようで、江蘇省蘇州の人権活動家の男性はスマホのアプリなどで人権派弁護士らを支援する書き込みを繰り返していたところ、警察からの出頭要請を受け、拒否すると、自宅を複数の警察車両に包囲され、今も監視されているそうです。
また、当局の手は、先の拘束された王宇氏の家族にも及んでいて、9日、王氏の16歳の息子がオーストラリア留学に出発しようとしていたところを連行され、一時、行方不明となり、17日に再び警察に連行されると、出国と留学を認めないと告げられた上に他の弁護士に連絡しないことや携帯電話番号を変えることも要求されたと報じられています。
人権団体「ヒューマン・ライツ・ウォッチ」に所属する中国研究者のマヤ・ウォン氏は、ハフィントンポストの取材に対し、これまでの政府の弾圧は、反体制派に対して行われていたが、現在の習近平国家主席政権は、弁護士をターゲットにし、弾圧も攻撃的になり、こうした積極的な取り締まりは、習近平政権の一般社会への広範な弾圧とあいまって、非常に戦略的に、組織的に行われていると述べていますけれども、ここまでくると、はっきり言論弾圧だといっていいように思われます。
7月19日付けの北海道新聞の社説では「中国弁護士拘束 看過できぬ人権弾圧だ」とはっきり人権弾圧だと見出しにつけていますけれども、「北の朝日」の二つ名を持ち、中韓の肩を異常な程に持つ"サヨク"な北海道新聞がここまで書くとは、よほどの衝撃だったのでしょうね。まぁ、自分達がいつも口にする"権力の横暴"の典型的事例を"支那様"が見せたわけですからね。
2.サヨクに「DEATH NOTE」を持たせてはならない
ともあれ、このように自分達の気に喰わないものは権力でねじ伏せていくのが中国政府だということです。気に入らないない言動は力でその口を塞いでいく。民主とは程遠い世界だと言わざるをえません。けれども、国内の一部でも、安保法制を巡る賛否を巡って同じことが起きています。
安保法制では多くの憲法学者が違憲という立場を取る中、九州大学の井上武史准教授のように合憲だと判断する憲法学者もいます。
7月9日、井上准教授が安保法制についての「集団的自衛権の今回の限定行使、それ自体は、憲法には違反しないというふうに考えています。…わが国は現在、自分たちだけで国の安全を守っているわけではなくて、実は、アメリカ軍とか、国連加盟国の多くの国の軍事力によって守られているんですね。今後は、もう少し日本も外国のためにリスクを負うという判断になると思いますので、それが、必ずしも戦争になるとか、あるいは日本の子供たちを戦争に行かすなということとは、少し話が違うのではないかと思ってますね」との見解がテレビ放送されたあと、ツイッターなどSNS上に、誹謗中傷の書き込みが相次ぎ、中には殺害を予告するかのような書き込みまであったそうです。
また、15日には福岡で、「『戦争法案』と呼ぶ人もいるが、今の時代、1国では自国の平和を守れません。安保法制は軍拡を進める中国の暴走を止めるのに役立つ法律です」という、安保法案に賛成する人たちの街宣活動が行われたのですけれども、その途中で安保法案反対の立場とみられる通行人から参加者に唾を吐いたり、罵倒する一幕もあったそうです。
まぁ、中には、「ただの誹謗中傷や罵倒じゃないか、表現の自由の範囲内だ」なんて意見があるかもしれないですけれども、ただそれは、「彼らが"権力を持っていない"から、罵倒程度しかできない」と捉えるべきではないかと思うんですね。
もし彼らが、中国政府のように公安や警察権力を自由に動かせる権力を持っていたとしたらどうなるか。
安保法制を合憲とする憲法学者や安保法案に賛成する一般市民が世の中を騒がせた罪とか何とかでっち上げて、片っ端から拘束・連行しないとは言い切れない。彼らの言動をみているとそう思います。
もしも「DEATH NOTE」が実在して彼らの手にあったなら、どんな恐ろしいことが起こるのか想像したくもありませんね。
また、安保法案に反対する一部の団体の背後には、中国の息が掛かっているという噂もあります。「安保関連法衆院通過」のエントリーで、作家の渡邊哲也氏が、安保反対を掲げる「SEALDs」なる学生グループは共産党の支援団体であると指摘していることに触れましたけれども、もしかしたら、更にその奥に中国共産党政府がいる可能性を指摘する声もあるのですね。
中国浙江省出身で、作家・漫画家の孫向文(そん・こうぶん)氏は、先日、国会前でのSEALDsの反安保法案デモに混じり、共産党政府の風刺画と中国当局の人権弁護士狩りを止めるように訴えるプラカードを掲げたのですけれども、特に何も言われなかったようです。
孫向文氏はこの時の様子についてツイッターで次のように述べています。
孫向文 @sun_koubunこのように、孫向文氏は「SEALDs」に中国共産党の影を嗅ぎ取っています。"綺麗事"の裏には、恐ろしい策略があるかもしれないと警戒するに越したことはないと思いますし、彼らのような思考を持つ者たちに権力を持たせる危険性をよくよく知っておくべきだとおもいますね。
SEALDsは日本共産党、民主党などの親中派がプロディースする「偽ノンポリ大学生運動グループ」と言われるから、僕は昨夜が実験をしました。 今は国際でも大きな話題になった「中共による人権弁護士狩り」という人権災害に非難が集中なのに、SEALDsは無視してる、単に親分の顔色を伺いてる。
孫向文 @sun_koubun
日本の若者や老人、文化人がSEALDsに騙さるのが心配です。彼らのやり方は中国の「統戦」とそっくりです、いかにも共産らしい。僕は中国人だからこそ騙されない。反対意見を述べたら、罵詈雑言を浴びる、口に「平和」を盾に。日本語を使わず英語だらけ、日の丸も使わず「先進」「国際」感を演出。
孫向文 @sun_koubun
SEALDsのもうひとつの共産色は「綺麗な言葉」使い、誰も反論できない言葉、ほぼ「絵空事」です。習近平の「中国夢」と同じです。僕は昨日見かけてメンバーたちの雰囲気はだいたい紅衛兵と似てる。
孫向文 @sun_koubun
香港雨傘革命、台湾ひまわり学生運動、の表をパクリするSEALDsが誕生。中身は全然違う赤色団体、二度と比べるな。香港人と台湾人への侮辱です。香港みたいな小さいな地区でも50万人を集めるのが「真の民意」、SEALDsは人数でっち上げ20倍、恥です、「民意捏造」。
この記事へのコメント
almanos
問題はサヨクのお仲間の逃げ先が【道徳」であろう事です。ここで彼らの逃げ道を如何に塞いでいくかが問題では無いかと思いますね。
ビッグデータの応用でサヨクのお得意な「問題のすり替え、レッテル貼り」などを使ったらブザーが鳴って「これはすり替えです」と何とすり替えているかが画面表示されてしまう「バカブザー」とかできないかと思いますね。「国民の血税で俸給を頂いている身としては非生産的な言辞で時を浪費することは許されないですから」と安倍首相に導入して頂いたら面白いなと思います。空き管なんぞ「罵倒と言葉になっていないうなり声以外は鳴りっぱなし」でしょう。そういえば、ドラえもんに出てきたんでしょうかね? バカブザー。あったら欲しいアイテムですな。サヨク絶滅というか「思想などを他者を貶して自分を偉く見せられる魔法のアイテムとして依存するバカ」絶滅用のアイテムですが。残念ですが保守にもいますからねぇ。かの森先生なんぞ別の意味で「判定に値する知的な言動が認められません」と判定表示する機能つけておけば表示されっぱなしだったりして。で、ブザーが鳴る人を先生にしたくないとなって「政治に携わる人の知的レベルの向上」が為されたら…ある意味ギャグだな。
白なまず
おじさん
気に入らない相手や反目する相手を必ず抹殺しようとするでしょう。
私は左でも右でも端っこに行けば行くほど所詮は同じ全体主義者・ファシストだと思っています。
師子乃
どのような大惨事が待っているかなんて
想像力が逞しくないと分かりませんね!