今日はこの話題を極々々簡単に…
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6月28日から8日に掛けて、ドイツのボンでユネスコ加盟国21ヶ国による世界文化遺産の登録総会が開かれています。
日本が申請している「明治日本の産業革命遺産」の審議は、7月3日、4日に予定されているのですけれども、韓国が要求していた「登録施設の一部について朝鮮人強制徴用の歴史を明示する」ということについては、日本政府は"韓国に配慮"して、「朝鮮人労働者もいた」とだけ説明するようです。
これについて、筆者は以前、「反日国家・韓国の自縄自縛」のエントリーで、韓国の尹炳世外相が日韓外相会談後に「近く説明する」とだけ答えて逃げまくっていた点を取り上げ、韓国側の要求は殆ど撥ねつけられたのかもしれない、と指摘したのですけれども、どうやらその通りだったようですね。
案の定、7月1日、韓国メディアのヘラルド経済は「強制徴用という事実は最後まで否定する方針を確認した」と批判しています。
また、韓国ネットユーザーからも、「ユン外交長官は何をしていたんだ?韓国の立場を日本が理解し、きちんと"強制徴用"との言葉を入れてくれるはずではなかったのか?」とか、「日本が韓国を無視する理由は、朴大統領が無能だから」とか、「ずっと歪曲を続ければ、日本は、世界から信頼されなくなる。過去に何が起きたかは多くの学者が研究し、本にしている。世界の人々が知らないと思っている日本は井戸の中の蛙」とか、批判の矛先が日本だけでなく、韓国政府に対しても向かっているようなのですけれども、7月2日、韓国外交部の魯光鎰報道官は「外相会談直後に大きな枠組みでの共通認識があったと話したが、『合意した』とは言わなかった」と懸命に言い訳していますね。
これで、「明治日本の産業革命遺産」の世界遺産登録が最終的に決まれば、やれやれどうにか収まったか、というところですね。
6月29日、 外務省の杉山晋輔外務審議官が講演の中で「秋口に日中韓首脳会談が実現されるか、朴槿恵大統領が国連に行けば、日韓首脳会談ができるかもしれない」と、韓国との首脳会談実現の可能性について述べているように、ここのところ、日韓両政府間では関係改善を模索する動きがでています。
けれども、国民世論もそうかとは必ずしもそうはいえない状況です。6月26~28日に日経新聞とテレビ東京が、行った世論調査では、日韓首脳会談を急いで開く必要があるという意見が45%、その必要はないという意見が46%と真っ二つです。
一方、韓国のほうはどうかは分かりませんけれども、韓国のネットは反対意見で溢れているようですし、6月30日、韓国外務省報道官が定例記者会見で「現時点で具体的な開催時期を論じるのは時期尚早だ。…われわれは首脳会談開催にオープンな立場」とした上で、会談が成功するための環境整備が重要との立場を示したところをみると、やはり首脳会談に肯定的が意見が主流になっているとは言い難い状況だと思われます。
その意味では、現状のまま首脳会談に臨めば、両国の国民世論は自分の政府を批判する可能性が考えられるのですけれども、唯一違いがあるとすれば、日本政府は「対話のドアはオープンだ」として会談に条件をつけないことを、ずっと首尾一貫しているのに対して、韓国政府は、会談するためには環境整備が必要だなんだと条件を付けていることです。
首脳会談を行うために方や無条件で、もう一方は条件をつける。その状態で会談が行われたとすると、どちらかが折れなくてはなりません。条件ありとなしの2択では、「足して2で割る」なんてことはできないですからね。
これまでの流れを見る限り、韓国側が折れてくるしかないように思いますね。なぜなら、会談してもしなくても日本は少しも困らないのに対して、韓国は日本の協力を必要としているからです。
ただ、今回の世界文化遺産登録問題で分かるように、韓国が折れる形での首脳会談開催は、韓国世論を刺激して、増々朴政権を追い詰めることになるでしょうね。
まぁ、自業自得といえばそれまでなのですけれども、だからといって日本が妥協して助けてやるとどうなるかは、過去が示すとおりです。少なくとも、日本は「意味のない妥協など必要ない」という世論になっていると思いますね。
まぁ、半島の実情が知られるにつけ、ネット界隈を中心に福沢諭吉の脱亜論を評価する声を、筆者も度々耳にしています。
これについて、1年半ほど前、産経新聞が「福澤諭吉が予言した『朝鮮滅亡』韓国の屈折した負のスパイラル」という記事を載せているのですけれども、その記事の最後は、福沢諭吉の朝鮮・中国観で締めくくられているんですね。次に引用します。
《脱亜論》《朝鮮人民のために其国の滅亡を賀す》《文明論之概略》などを総合・意訳すると、福澤諭吉(1835~1901年)の朝鮮・中国観はこうなる。この中で、福沢諭吉は「二国には国際の常識・法に従い接すべし。(国交は別として)気持ちにおいては断交する」と指摘していますけれども、あれから100年過ぎて、両国関係は、正にこの予言どおりになったといえると思いますね。
(1)過去に拘泥し、国際紛争でも「悪いのはそっち」と開き直って恥じない。この二国に国際常識を期待してはならない
(2)国際の法やマナーを踏みにじって恥じぬ二国と、隣国故に同一視されるのは一大不幸
(3)二国には国際の常識・法に従い接すべし。(国交は別として)気持ちにおいては断交する
(4)文明とは智徳の進歩なり
(5)大国に擦り寄り右往左往する事大主義、国家に挺身する憂国の志士の少なさは、国家を滅亡させる。
この記事へのコメント
無韓信
徴用は強制なので強制徴用は頭痛が痛いとおなじ言い回しです。
ですから。言い方は変ですが間違った意味とも言えません。
しかし、似たような言葉の強制連行とはまったく意味が違います。
恐らく強制徴用という言葉を認知させ、一般化した後で強制連行とすり替える気なのでしょう。
徴用と強制連行と言い換えるには無理がありますがそのバインダーが強制徴用という言葉です。
徴用は強制である、強制連行と表現して何が悪いと居直られれば水掛け論になってしまいます。
彼らは執拗に強制徴用という造語を使う理由かと思います。
日本のマスコミも呼応して強制徴用を連呼し、一般化しそうな気がします。
白なまず