韓国人が霊的に生まれ変わる日はくるか

 
今日は雑談エントリーです。

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6月29日、旅客船「セウォル号」沈没事故で犠牲になった檀園高校の生徒の遺族や、救助された生徒の家族などで構成される「4・16家族協議会」が、韓国政府を相手取って民事訴訟を起こすと表明しました。

この日、4・16家族協議会の関係者約40人が「セウォル号賠償・補償支援団現場受付所」を訪れ、撤収を求めるとともに、損害賠償請求訴訟を起こす方針を伝え、更に、被害者の遺族・家族などを対象に、損害賠償請求訴訟の原告団を募集するとしています。

「セウォル号」沈没事故については、韓国政府が「セウォル号特別法」や「セウォル号賠償・補償法」などに基づいて賠償金や慰労支援金を支給することになっていたのですけれども、どうやらそれを拒否して、別の損害賠償請求訴訟を起こすということのようですね。

協議会は「われわれの立場を整理し政府に伝えたが、政府からは何の回答もない。政府は遺族の考えを無視し、賠償金を支給することでセウォル号事件を早く終わらせようとしている」と述べ、これまで協議会の法定代理人を務めてきたパク・チュミン弁護士によると「被害者の家族たちは十分な真相解明やセウォル号の船体引き揚げがないまま、政府からの賠償金を受け取ることはできないという立場だ」とコメントしているようですけれども、要するに「100%自分達の要求が受け入れられない限り駄目だ」といっているわけです。

自分が気に入らなければ、何度でも相手を責め立てる。流石に韓国人も同国人のこの行為に呆れているようで、韓国のネットユーザーは 「遺族らはこれ以上何を求めているんだ?」とか「事件の解決が長引くほど、遺族らに対する不信感が募っていく」 とか 「遺族らの考えがおかしい。政府はできる限りのことをした。賠償金を受け取って、もうこれ以上騒がないでくれ」などとボロクソです。

だけど、これは、日本人にしてみれば、どこかで見たというか、何時まで経っても見させられ続けている"慰安婦な"構図そのものですよね。

彼等は、正に今それを自国民によって体感させられている。ブーメランというか因果応報というか、世の中良くできたものです。

特に、この所、彼の国の人達は、自分達が他国に対して如何なる振る舞いをしてきたかということを、身内、または第三者の姿を通して鏡写しのように見させられているように思えてならないのですね。

確か去年の5月頃、ギリシャがドイツに対し、2次世界大戦中にナチス・ドイツから強要された戦時融資の返済分や占領被害に対する賠償として2780億ユーロ(約36兆円)の支払いをドイツ政府に要求したことがありました。しかも御丁寧に、アテネの地下鉄などで大戦中のナチスの蛮行を描いたビデオ放映をしたと言われています。

これなどは、韓国が日本に対して、慰安婦賠償と謝罪を求めるのとそっくりです。おまけに、ドイツはギリシャとの1960年の協定で1億5000万マルク(当時のレートで約97億7500万円)を支払っており解決済みだとしている点も、日本が日韓基本条約で解決済みとしているのと同じです。

このギリシャの行動をみた、当時の韓国のネットユーザーから、「世界の人からしたら、ギリシャと韓国は同じように見えている」とか「韓国も日本に同じことをしている。そんな無茶な要求は当然通用しない」とか「日本の気持ちが少し分かった気がする」という声もあったようです。意外と冷静に自分達の行いを振り返っている。

ただまぁそう思う人がいても、それが主流意見にならないところが、彼の国の残念なところなのですけれども、日本のいうことには、耳を塞ぐか反発しかしない彼らとて、第三国が自分達と同じ振る舞いをみせると、はたと我に返ることがあるというのは、ちょっと興味深いですね。

また、「セウォル号」沈没事故で、乗客を見捨てて逃げ出した船長以下の船員たちの振る舞いもさることながら、今回の遺族達の賠償請求訴訟の動きに対する、韓国国民の戸惑いと反発をみる限り、自国民(身内)の言動に対しても、割と冷静かつ普通の反応をするように見えなくもありません。

その意味では、MERSもそうですね。

韓国MERSについては、これまで何度かエントリーしてきましたけれども、当局がMERSを収束させようと頑張っているのを横目に、外の空気を吸いたかっただの、ゴルフをしただの、国民が少しも言うことを聞かないために、収束はどんどん長引いています。

6月12日には、MERS感染検査を受けたものの、その結果を待たずに、隔離室の鍵を壊してタクシーで帰宅した人がいたことが分かったそうですけれども、これに対して韓国のネットユーザーは、「まったく自分のことしか考えてない。それでいて中国や東南アジアの人を悪く言う、遅れた国民性の表れだ」とか、「政府の対応が駄目だったことは事実だけど、国民一人一人が法や秩序を無視する意識を持っているから、統制しようにも統制できず、こうして大きな問題になるんだ。これでは、政府がどんなに良い指針を示したとしても統制できない」とか、「これが韓国人の国民性のレベル。外国で、なぜ醜い(アグリー)コリアンと呼ばれるのか分かる。韓国人を本当に嫌う人が多いんだ」などと批判しまくっています。

やはり、日本が絡まない、或は、言い訳のできない状況下では、彼の国の人達も割と普通に反応しているように見えるのですね。まぁ、それはそれで別に悪いことではないのですけれども、ただ、ここ最近、そういう「言い訳できない」ケースが増えているように思うんですね。

要するに、彼等は、もうこれでもか、というくらい、"自国の民の現実の姿"というものを、見させられているのではないかということです。

「セウォル号」沈没事故の後、韓国カトリックの兪興植(ユ・フンシク)司教がバチカンを訪れ、ローマ法王と謁見したのですけれども、その時、ローマ法王は「韓国国民がこのセウォル号の悲劇を道徳的(倫理的)、霊的(精神的)に生まれ変わるための機会としてとらえることを望む」という旨の発言をしたと伝えられています。

このローマ法王の発言は、日本のネットでも話題になったのですけれども、「セウォル号」事故の遺族が、政府の相手取って、損害賠償請求訴訟を起こすと息巻いているところをみると、やはりまだ「生まれ変わった」とは言い難い。

まぁ、それはそれとしても、去年の「セウォル号」沈没に、今年の「MERS」と、日本のせいにも、誰のせいにもできない、いわば「言い訳」のできない"災禍"が次々と韓国に襲いかかっているように見えるんですね。

今の韓国は経済・安全保障の面で苦境に立たされていますけれども、それに加えて国内世論も乱れている。要するに、国家的危機を迎えているのではないかということです。

まぁ、これが"天意"だと言う積りはありません。けれども、韓国人が、自身の素の姿を見せつけられることで反省し、自らの行いを変えるまで、この状況が続くような気がしないでもありません。少なくともMERS検査の結果も待てずに隔離部屋から飛び出して、MERSウイルスをまき散らすような"不道徳"な行いを改めない限り、MERSの収束は覚束ないですよね。

その意味では、韓国の危機を救うものがあるとすれば、彼ら自身が、正にローマ法王が述べられた「道徳的、霊的に生まれ変わる」ということなのかもしれませんね。

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