中国の挑発行動の裏にある罠

 
中国による挑発が続いています。

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8月1日、鹿児島県・トカラ列島の悪石島の西約156キロの排他的経済水域(EEZ)で、中国の海洋調査船が船尾からワイヤのようなものを海中に3本垂らして航行しているのを、海上保安庁の航空機が確認したと報じられています。

海保の航空機から無線で中止を呼びかけましたけれども、応答はなく、警告から約1時間後、ワイヤのようなものをすべて引き揚げたようです。

悪石島の西約156キロ辺りを少し地図で確認してみましたけれども、日中中間線から日本寄りで、沖縄トラフを少し超えた辺りのようです。

現時点では、ワイヤを垂らしている目的は何か分かりませんけれども、単なる海洋調査とも思えませんね。海洋調査であれば日本のEEZで行うにはそれなりの理由あるいは許可が必要になる筈ですし、海保が中止を呼び掛け、後でワイヤのようなものを引き揚げたところをみると、日本の承諾を得ていなかったことは確実ですね。

また、中国は、この前日の7月31日に、尖閣諸島・大正島沖の排他的経済水域(EEZ)で、中国の海洋調査船2隻から棒状や箱状の物体を計11回、海中に投入するのを海上保安庁の巡視船が確認したと読売新聞が伝えています。

棒状とか箱状の物体などと何やらボヤかした表現をしていますけれども、形状から考えるとやはり海上ブイの類の可能性が一番高いのではないかと思われます。

以前、「中国による海上ブイ設置と俺様ルール」のエントリーでも述べましたけれども、2013年2月に中国は、尖閣諸島の周辺海域に「海上ブイ」を設置しています。この時は日中中間線から僅かに中国側の位置だったのですけれども、今回はEEZ内ということですから、もしこれが海上ブイの類だとしたら、中国は、日本側に踏み込んで設置したことになります。

これらの動きをみると、中国は、東シナ海においては沖縄トラフ辺りまでを"北京の海"とすべく既成事実化を狙っているように見えますね。

まぁ、ネットの一部では、中国のこの動きは安保法制の後押しになるだけだ、という見方も出ているようですけれども、筆者は意外とこれが罠である匂いも感じています。

それは何かというと、安倍総理を引き摺り降ろすという罠です。

確かに、普通に考えれば、度重なる中国の挑発行為は安保法制成立への後押しになるように見えます。けれども、いまの日本の現状を見る限り、だからといって、安保法案可決へ一直線になるとは思えないですね。無論、抵抗野党がその二つ名を存分に発揮して、安倍政権の足を引っ張りまくるからです。

民主党を始めとする野党、そしてマスコミと国会周辺のデモ、とテレビに映るのは安保法制反対一色です。実際、マスコミがある程度の色を付けているかもしれませんけれども、内閣支持率は下降気味です。

まぁ、肝心の法案は参院に言っていますし、60日ルールを使えば可決までは持っていけるでしょうけれども、現状では、無傷で法案成立にまで持っていくのは難しい。少なからず、"支持率"を犠牲にして、法案を通すことになると思われます。ずばり、中国はそれを狙っている。

おそらく中国共産党政府は、安倍総理さえいなければ、日本など、なんとでもなると思っている筈ですね。安倍総理さえ引き摺り降ろすことさえできれば、中華帝国樹立を阻むものはいなくなる。そう考え工作を仕掛けていると思われます。

ジャーナリストの加賀孝英氏は、複数の情報当局者の話として、中国と韓国の協力者が「今が安倍政権を倒す、絶好のチャンスだ」と活動を活発化させ、数人の議員に「安倍は終わりだ。次はあなただ」と倒閣運動を持ちかけ、外では、日本国内にいる中国の工作員関係者が法案を『戦争法案』『徴兵令』『強行採決』と叫んで、極左集団や一部野党と結託してあおっている、と述べていますけれども、かの国であれば、当然それくらいはやってくるでしょうね。

実際、こちらの記事では、民主党の北沢氏の国会質問が、中国共産党のプロパガンダにそっくりだったと批判していますから、こちらにも手が回っている可能性があります。

つまり、中国は安保法制成立は避けられないとみて、ならば、散々騒いで、安倍政権の支持率を少しでも削り取れれば良し、あわよくば9月の総裁選で負けるか、退陣させられるならいうことなし。という感じで工作しているのではないかと思うんですね。

ですから、今回の悪石島沖と尖閣沖の挑発行動も、それを機に日本が厳重抗議しても、いつものように無視する裏で、日本の親中マスコミに手を回して「中国を挑発するからだ論」を騒がせ、安倍政権の支持率を削りにくると思います。

その観点から、うんと穿った見方をすれば、尖閣沖で中国の海洋調査船が「棒状や箱状の物体」を海中に投入したなんて表現も、実は、その正体が分かっているにも関わらず、官邸がマスコミにはっきり報道させないように、情報を抑えている部分もあるのではないかと思いますね。

もしも、その「棒状や箱状の物体」が海上ブイであって、日中中間線から日本側のEEZ内に投入されていた場合、それをそのまま報じたら、抗議しない訳にはいかないですからね。

その意味では、あるいは水面下では壮絶な駆け引きが行われているのかもしれません。

けれども、そうした中国の工作を打ち破るのは、実に単純で、安保法案を粛々と当たり前のように可決させ、内閣支持率も下がるどころか上昇するというのが一番なんですね。

不毛な政権批判に惑わされることなく、当たり前のことを当たり前にやる。そしてそれを支持する。日本を護るために普通に考え、普通に行動する。そうしたことが大事だと思いますね。

この記事へのコメント

  • mony

    最大のジレンマは国防・外交では良いとしても経済政策が失敗してる点ですかね。再デフレ化したらさすがにもたないと思いますが。基本は経済だと思っていますので、堅調な経済あっての国防・外交と思います。
    それもあってなかなか支持しにくい・・・
    2015年08月04日 08:16
  • 白なまず

    もし、マスゴミと民主党、その他野党の連携プレイだとすると、政治は議会で決着つければいいので、問題のマスゴミですが、、、公安を使ってマスゴミにいるサヨクや売国奴を今後の日本政府や公安の方針に影響しない範囲で、つまり、どうでもいい雑魚連中を検挙しまくれば、さすがにマスゴミも大人しくなるでしょう。次々に何らかの理由で捕まれば、次は自分かもしれないと思い、途端におとなしくなる。自分第一のサヨクでしょうから効果が有るかもしれません。
    2015年08月04日 09:17
  • 士魂のかけら

    潜水艦戦に必要な、海水温や塩分濃度やペーハー値の測定、海泥の採取を行っていたのかもしれません。海洋情報の積み重ねが、潜水艦戦の成否を分けるので。
    2015年08月04日 09:47
  • ちび・むぎ・みみ・はな

    野党が抵抗勢力であるなら支那の行動は安保法制には有利なはずだが,
    支那が謀略の初歩を外すはずがない.
    だから, メディアと結託する最大の抵抗勢力が自民党内にいると
    考えるのが当然なのだろう.
    2015年08月04日 15:40
  • ぐりこーげん

    今回、何言ってるのかちょっと意味不明である。
    なぜ、日本にちょっかいをかけることが安倍引き摺り下ろすことになるのか全く説明できていない。
    2015年08月04日 19:21
  • 泣き虫ウンモ

    あぁ、ぐりこーげんさんはTVを見ない方でしょうかね?

    マスコミ勢力は第4権力と指摘されますが、第1権力と云われます。

    その根拠は、繰り返し報道することにより洗脳が可能であり、時の権力者も引き摺り下ろすことができるのです。
    2015年08月04日 20:39
  • ぐりこーげん

    泣き虫ウンモさん

    国語のテストならあなた赤点だよ。
    ①繰り返し報道し洗脳して安倍政権の支持率を低下させる
    ②今回の中国の行動
    が一体全体どう結びつくわけ?

    マスコミは今回の中国の行動を持ち上げたりしてるのかね?
    そうでなければそこに因果関係は認められない。

    別に記事を貶してるわけではなく、あきらかに理屈として成り立ってないのでは?といってるだけ。
    安倍を引き摺り下ろすために中国がわざわざ出てくる必要性が全く無い。

    むしろ法案成立を後押しするという意見の方が理屈としては通ってるだろう(正しいかどうかは別として)
    2015年08月05日 03:29

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