今日は、超々激務のため、記事を書く時間が全然とれません…なので、極々簡単な感想エントリーです。

台風18号の大雨で大きな被害が出ています。
台風18号は9日に愛知県知多半島に上陸、10日には熱帯低気圧になって日本海側に抜けたのですけれども、雨は10日の方が酷く、特に栃木県は局所的に猛烈な大雨に見舞われました。
当然のごとく、栃木県は大雨特別警報を出したのですけれども、気象庁の弟子丸卓也予報課長は記者会見で「栃木県ではこれまでに経験したことのないような大雨が降り、重大な危険が差し迫った異常事態と言っていい状況だ。土砂崩れや浸水による重大な災害がすでに発生していてもおかしくない。そうした事態が現在、進行中と考えられる。…地元の自治体の情報に従って直ちに安全な場所に避難するか周囲の状況を確認し、すでに外出が危険になっている場合には、住宅の2階に避難するなど、身を守るための行動をとってほしい。今は夜間であることから、周囲の状況を十分に確認して行動してほしい。また、頑丈な建物などにすでに避難を終えている場合も油断しないでほしい」と述べています。
10年ぶりとか、20年ぶりとかではなくて"経験したことのないような"ですからね。確かに映像をみても、街中が冠水していて、池か湖のようになっています。
更に鬼怒川も氾濫し、被害は相当な規模になると思われます。
けれどもネットをちらちらみていると、鬼怒川が氾濫した箇所は、土が堆積して丘になったいわゆる"自然堤防"の部分で、そこに、ソーラーパネルを設置される事になり、その丘が削られていたという情報があるようです。
その辺りについては、こちらで詳しく解説されていますけれども、本当だとすると、後々問題になるかもしれません。
ソーラーパネルを設置して僅かばかりの電力を求めたのが、大災害を呼び込むことになるとは何とも皮肉なものです。
よくよく考えてみれば、太陽光発電は確かにクリーンなのかもしれませんけれども、パネルがちゃんと陽に当たらないといけないという至極当たり前の条件を必要としています。
けれども、砂漠のど真ん中や、衛星軌道ならともかく、自然災害の多い日本では、その条件を満たすのは難しい。つい先月も台風15号によって、福岡県柳川市の倉庫兼工場の屋上に設置されていたソーラーパネル約150枚が、骨組みと土台ごと吹き飛んで、近くの民家の屋根に激突する事故がありました。
他の発電設備と比べて発電効率の落ちる太陽光発電で、ちまちまと発電していたのが、文字通り一晩で"ふっとんだ"わけです。初期投資もそれなりに掛かっていたのでしょうけれども、これらパネルで災害に遭ったところは、今後ソーラーパネル設置を嫌がるのではないかと思いますね。
その意味では、多少オカルト的ですけれども、今年の台風には、もしかしたら「日本で太陽光発電は無理だと知りなさい」という"天意"が含まれているのかもしれませんね。
この記事へのコメント
おじさん
真冬の太平洋側と梅雨明け後の約4週間を除けばほぼ全国的に1週間のうち2日は曇か雨。
最も昼間が長い時期は梅雨で日照は望めない。
春と秋には2週間前後の長雨の時期がある。
夏から秋にかけては台風や突風の危険がある。
設置に適した平坦部は殆どが住宅地や都市区域。
山間部などを開発すれば土砂崩れの原因にもなりかねないだけでなく繁茂する草木の除去等で管理コストが余計に必要。
国の推進事業になったりしたことで巨大利権化し誰もモノを言えなくなったのでしょうが頭が悪すぎますね。
それにしても民有地とは言え治水の役目を果たしている自然堤防を無届で掘削できるというのも間抜けな話だなと思います。これには正直驚きました・・・
kazuasa
このような事故が今後起こらないように太陽光発電規制委員会を作って一年に一件くらいのペースで審査をするべきですね。
反対するする人がいれば、鬼怒川決壊被害者、避難者の気持ちを考えたことがあるのか、なんてね。