安保法案成立と世界の中の日本
今日も一言だけ…
ブログランキングに参加しています。応援クリックお願いします。
ようやく、安保法案が可決しました。長かったですね。まぁ、その大半が野党の抵抗というか、引き伸ばしによるものだったのですけれども、一体、それで何が残ったのか。
まぁ、時間がかかった理由が、討論が白熱し、とことんまで議論した結果なら兎も角、やったのが、牛歩に暴力行為では、何をか況やですね。
こちらで、自民の女性議員が民主の津田弥太郎議員に羽交い締めされて投げ飛ばされる動画が上がっていますけれども、無茶苦茶ですね。
田母神氏がツイートしていますけれども、確かに民主党は「自分達が話し合いで解決できないことを証明」しているわけです。
まぁ、世の中には話し合いで解決できないことなど、いくらでもあるのですけれども、今回の安保法制については、その話し合いすら十分でなかったとの指摘がありますね。
9月17日の「報道ステーション」で、番組コメンテーターのショーン・マクアードル川上氏が、安保法案の国際的評価を問われ「アメリカと同盟関係にある国、あるいはアメリカの存在感が強くなるのを快しとしない国々、安全保障上の具体的な危機感を持っている国々、特にASEAN諸国ですけども。そういう国々でもちろん意見は違うんですけど、海外のメディアを見ていると、7割賛成というような意見を聞きますね。…広島・長崎を経験し、そのあとに敗戦から立ち上がって来た日本らしい平和の貢献のカタチを期待する。…審議の中で国際社会での日本のあり方、貢献のしかたを議論しないまま、今回の法案について各論もないまま巻き込まれてしまう、国際社会から取り残されてしまうという二元論に結果なってしまって、最後まで来てしまったのは非常に残念です」と述べています。
やはり、外からみるとそう見えるのですね。
日本の政治家あるいは日本国民もそうなのかもしれませんけれども、国際社会での日本の地位や貢献について、無頓着すぎるのではないか、と感じなくもありません。
5年ほど前のエントリー「ひろびろ日本」で、普通の世界地図ではなくて、GDP基準の世界地図を取り上げたことがあります。2005年当時のGDPですけれども、日本はアメリカ、EUと並んで世界の3極のうちの一つといってよいと思われます。
今の国際社会において、何が世界に影響を与えるかというと、国土面積より、経済力や軍事力のほうがずっと上であることは明らかです。
ですから、日本が、国際貢献を考えるのであれば、国土面積を基準にした普通の地図よりも、GDP基準の地図で考えるべきだと思うんですね。
少なくとも世界からみた日本は、普通の世界地図ではなく、GDP基準の「ひろびろ日本」であるわけです。今回の安保法制は、そのためのほんのささやかな一歩に過ぎないという観点も必要ではないかと思いますね。
この記事へのコメント
ちび・むぎ・みみ・はな
まさにその通り.
経済を無視してはいけない.
今回の安保法案国会は安倍政権の思惑通りだろう.
それは対した議論もされずに成立した他の法案を見ても分かる.
左翼勢力は目の前にぶら下げられた安保法制と言う「バナナ」
に目がくらんで, 馬鹿を晒した.
しかし, メディアと同じく, 反日勢力も実は米国の支配下にある
とすれば, 仲良く国民の前で茶番劇を演じたと言うことだろう.
大体にして, 60日ルールがあるのだから安保法制はどう頑張っても
無理筋であったことは明らかだ.
野党が本当に自民党を追い落そうと考えたなら, 経済政策等で
攻め込む手はたくさんあった筈だ.
次はTPP. 政権はあたかもTPP不成立を望んでいるような
雰囲気を醸し出していたが, 今までの戦略を振り返るなら,
農協改革法案の成立を待っていたのであろう.
あるブログでの分析が正しいなら,
次は待った無しでTPPを安倍政権は成立させるだろう.
「瑞穂の国の資本主義」, これほど壮大な(嘘付)マニフェストは
嘘付党も考えに及ばなかった.
泣き虫ウンモ
そこを踏み外すと、議論が成り立たないぐらい重要ですかね。
視野が狭いと、逆にやらなくてもよいこともやり始めるので、視野を大きくして欲しいですかね。