エンブレム取り下げの衝撃
昨日の続きを極簡単に…
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昨日の東京五輪エンブレム取り下げを受け、各所が対応に追われています。
エンブレムをあしらった看板などの撤去が始まりました。9月2日、東京都から撤去の通知がきた成田空港では、第1、第2ターミナルビルの計12枚の看板を撤去。スポンサー企業のみずほフィナンシャルグループもHPでのエンブレム掲載を中止し、みずほ銀行の支店などに貼られたエンブレム入りのポスターも取り外す方針を出しました。
東京都のオリンピック・パラリンピック準備局では早朝から職員が市区町村への電話対応などに追われるなど、波紋が広がっています。まぁ、仕方ないですね。
また、この日、首相官邸で、来年5月に予定されている伊勢志摩サミットのロゴマークを審査する有識者懇談会の初会合が行われたのですけれども、会合では、ファッションデザイナーのドン小西氏が「オリンピックが大変なことになって、ネットで炎上している。間違いのないように選考したい」と挨拶し、社会学者の古市憲寿氏が「できるだけ透明で納得できる形で選ぶのがいい。炎上騒ぎには絶対にするべきではない」と発言するなど、「五輪のようにはしてはならない」と、緊張感漂う会合だったようです。
昨日のエントリーで筆者は、今後、新たに選考されるエンブレムに大きな影響を与えることはほぼ間違いない、と述べましたけれども、やはり思いっきり影響を与えていますね。
更に、今回のエンブレム撤去の最大の力になったのは、名もない一般のネットユーザー達の検証と追及でであり、本来ジャーナリズムが行うべき仕事を、一般国民が行った、と指摘しましたけれども、その事実に鋭く反応しているのが朝日です。
9月2日、朝日は「エンブレム酷似、ネット発の追及緩まず『検証』が続々」を掲載し、「ネット社会での徹底的な疑惑追跡に、『自由な発想にブレーキがかかる』との声もある」とさり気なくネット批判を紛れ込ませています。まぁ、これが品行方正な人格者がいうなら兎も角、数々の捏造を繰り返してきた朝日がいっても鼻白むだけですね。
朝日は、この記事で、疑惑の徹底追及は止めろといっているのですけれども、自分自身はというと、特に政府に対して、いつも徹底追及をやりまくっています。
けれども、朝日の主張するこの理屈に従えば、「マスコミの徹底的な疑惑追及に『自由な国会論議にブレーキがかかる』との声もある」とも言えるわけです。ですから、もしも、朝日が自分の主張を正当であるというのであれば、自分自身が行っている報道を一から見直す必要があると思いますね。
例えば、安保法制を"戦争法案"といってみたり、先日まで報道していた「安倍総理が訪中して日中首脳会談をやる」という類のいわゆる"トバシ記事"など、根拠を示さない記事は、まさに"自由な発想"で書いた記事にあたると思いますね。そして、それらの記事が掲載されたということは、朝日はそれらにブレーキを掛けなかったということです。
そんな自分の態度を棚に上げて、「自由な発想にブレーキがかかる」などと上から目線で語ったところで、何のことはない、その正体はただのダブルスタンダードだったということです。
確かに、これまで、朝日は"自由な発想"で記事を書いては世論を作ってきたという自負を持っていたかもしれません。けれども、今やそれらの記事は、ネットによって、その真偽、根拠のあいまいさ、捏造等々をどんどん暴かれ追及されるようになりました。
憎っくき与党を追及していた筈の自分達が、気づいてみれば、ネットによって追及されるようになった。この現実は大きい。しかも今回のエンブレム取り下げでは、ジャーナリズムな追及を自分達でなく、一般国民に取って代わられましたからね。要するに、ジャーナリズムの"お株"を奪われたわけです。
果たして、マスコミからジャーナリズムを取ったら、何が残るのかは知りませんけれども、これはある意味、自身の存在を否定されることでもあり、自身の存立基盤が危うくなるということだと思うんですね。
つまり、マスコミは、何を伝えているのか、何を伝えるべきなのかを真に問われる環境に置かれつつあるということです。その意味では、今回のエンブレム取り下げがマスコミに与えた衝撃は意外と大きいのかもしれません。
この記事へのコメント
almanos
で、今回のは選考自体が「八百長」であったという事も見えてきましたからね。マスゴミの威儀を見せる為に身内だろうが容赦なく斬って追求しないと危ない。…のだけれどやらないだろうな。現状、メディア企業には「ジャーナリスト」はいないでしょう。日本の場合は「記者が経営に上がれる」という異常なシステムですからね。後専門記者を育てられない。構造問題でもあると思います。
まよねーず
最近は言わなくなりましたね、ジャーナリズム宣言。
人民と名の付く国に人民なし。ジャーナリズムと言う会社にジャーナリズムなし。
今回の騒動は、盗作問題ではなく、利権と汚鮮が本質ですよね。
除鮮されない限り、何も終わらないと思います。ガス抜きになりませんように。
桜ロゴ、最高です。文句を言いだす国がありそうですけれど。
ポール
ウソ、捏造なんでもありのクセに天声人語では未だに上から目線の物言いを続けています。
「私たちはただの売文家業でござんす」とハッキリ言えばいい。
「売るためならウソでもトバシでも何でもやりますぜ、ダンナ」とでも言えば、すくなくとも今以上に嫌われることはない。
まあ、すでにこれ以上ないほど嫌われてますけどね。