安倍自民党総裁の無投票当選について
今日はだらだら雑談です。
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9月8日、自民党の総裁選挙が告示され、安倍総理の無投票再選が決まりました。
動向が注目された野田聖子前総務会長は午前8時からの記者会見を開き、出馬断念を表明、「自分の力を出し切った。自分自身に納得ができる気分だ。悔いはない。今後は、より一層国民と歩む、開かれて信頼される自民党でありたい。その担い手になるべく、さらに精進したい。安倍総理大臣の下で、日本がさらに活性化することを期待している」と述べています。
記者からは、推薦人が何人集まったかと問われたのですけれども、「ゼロから始め、派閥もグループも持たない中、奇跡的な数字をいただいた」とだけ述べ、具体的な数字は明らかにしませんでした。まぁ、出馬を巡る裏舞台についてはおいおい明らかになっていくでしょうけれども、明らかなことは、推薦人が集まらず、出馬できなかった、という事実です。
尤も、総裁選を行ったとしても、安倍総理の再選は確実視されていましたし、仮に出馬しても安倍総理の後を睨んで名乗りを上げるという意味合いが強かったと思われますけれども、出馬すらできなかったということは、それだけ党内での安倍総理への支持が絶大だということです。
けれども、わずか3年前の前回の総裁選では、町村氏、石破氏、石原氏、安倍氏と4者で争っていたのです。それがたった3年で対抗馬がいなくなった。これは要するに、安倍総理の3年の実績が他の候補を蹴散らすほどのものだったのだみていいと思うんですね。
実際、3年連続で国政選挙を3回戦って、全部勝っていますからね。選挙に勝てるというのは、国民の支持がそれだけあるということです。この結果を見せつけられたら是非もないですね。
自民党の二階俊博総務会長は、安倍総理の再選について、「安倍首相の国内外での活躍ぶり、国民の皆さんの期待から総合して国会の判断が、この結果をもたらしたと思いますね。まあ、総裁選に血道をあげておるような状況じゃないでしょ。ですから、これで国会審議に全力を尽くす、首相もおっしゃっておられましたけど、そういうことになると思います」と述べていますけれども、その通りだと思いますね。
これは既に色んなところで指摘されていたことですけれども、もし、誰かが総裁選に出馬して選挙ともなれば、少なからずそちらに力が取られることになります。全国遊説だってしないといけない。そうなると、今国会での安保法制成立が非常に厳しくなります。それが無投票再選で避けることができた。これは地味に大きなことだと思いますね。
今国会での安保法案成立を阻止しようと躍起になっていた野党は、千載一遇のチャンスを逃して歯噛みしているかもしれません。
兎も角も、これで、あとしばらくは、安倍政権が続くことが確定的となったわけですけれども、今後の政局は、どうなっていくのか。
ひとつには、抵抗野党の凋落が増々はっきりしてくると思います。安保法案を巡る野党の対応をみれば明らかですけれども、愚にもつかない理由で批判や審議拒否を乱発しています。この間も、安倍総理が民法に出ただけで、国会軽視だと騒ぎたてる党がいました。けれども、国会内で暴れて、委員会を開かせなかったどこかの野党のほうがよっぽど国会軽視しているのではないかと思いますね。
あんなことをしている限り、国民の支持は集まりません。ただ抵抗しているだけだからです。もっとはっきりいえば、一度やらせてみて大失敗した民主党政権のインパクトが大きかったからだと思うんですね。
政権担当能力がない政党に政権を握らせてはならない。これは、日本人が大きな代償を支払った上に得た教訓だと思いますけれども、その記憶が消えない限り、抵抗野党は凋落することから逃れるのは非常に難しいと思いますね。
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