ユネスコを抱き込んだ中韓と戦う為に必要な事とは何か

 
昨日のエントリーの続きを極々簡単に…

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10月14日、自民党は外交部会などの合同会議で、ユネスコが中国の南京事件の資料を世界記憶遺産に登録したことを受け、分担金や拠出金の停止などを求める決議をまとめました。

その決議では、南京事件の登録撤回や記憶遺産制度の改善をユネスコに要求。更に、今回の中国の対応については「国際機関の政治利用であり、断じて容認できない」と批判しています。そして、出席者の中には対抗措置として「党として天安門事件の登録を求める必要がある」との意見も出たそうです。 

この分担金削減については、概ね与野党からも賛意の声があがっています。

公明党の山口代表は「記憶遺産の制度のあり方をもっと検討すべきだ。ユネスコに強く要求するべきだ」と賛同していますし、民主党の細野政調会長も「プロセスに不明確な部分がある。拠出金の削減検討はあってもいい」と述べています。また、維新の党の今井幹事長も「南京事件がどういう事件であったか歴史的な検証がはっきりなされていない。…登録は手続きとして間違っている。対抗措置を講ずるのは当然だ」とコメントしています。

その一方で、共産党は「国際社会の理解を得られない」と反対しているようです。

果たして、共産党のいう"国際"社会とは、一体どこの世界のことなのか分かりませんけれども、海外メディアはこの件について「日本がユネスコを脅迫した」というニュアンスで報道しているようです。

まぁ、これまで日本は供出金停止といった強い抗議などしたことが殆どありませんから、余計に注目を集めている部分もあるのかもしれません。まぁ、良くも悪くも、一定の注目を浴びているということですね。

であれば、猶の事、何故日本がここまで怒っているのかを説明できないといけない。近現代史研究家の水間政憲氏は「中国の資料は劣悪なものなので、しっかり反証すれば南京大虐殺そのものを否定できる」と述べていますけれども、それが本当であれば、やはり、中国の申請資料が出鱈目だらけであることをきちんと論破、公開していく必要があると思いますね。

勿論、自民党外交部会で述べられた「天安門事件の登録を求める」という手もあります。けれども、先に述べたように、海外メディアが「日本がユネスコを脅迫」した位にしか捉えていないのであれば、仮に、天安門事件の登録を求めるよう日本が動いたとしても、世界は逆に「日本がユネスコに報復した」と解釈する可能性があります。特に中韓辺りは嬉々としてそう宣伝するでしょうね。

一昨日のエントリー「南京大虐殺関連資料のユネスコ記憶遺産登録について」でも述べましたけれども、分担金を凍結するのであれば、やはり、大義名分をちゃんと掲げて、脅迫でもなんでもないことを示さないといけないと思いますね。

昨日のエントリーのコメント欄で、白なまず様が「南京大虐殺が捏造であると断言できる25の証拠画像」を全世界に拡散すべきとコメントしてくださっていますけれども、ああいう資料を、ユネスコを脅迫したと報じている、海外のメディアの公式アカウントに投稿してやる手もあるかもしれません。

「中国は"南京大虐殺"といっているようだけれども、南京市民が日本軍を大歓迎で迎えたという資料だってあるのだ。これも当時の南京の姿である。にも拘わらず、碌な調査もせずに中国が出した"虐殺"資料だけを記録遺産にするのはフェアではない。あなた方はジャーナリストなのだから分かるはずだ。」とまぁ、こういう感じですね。"虐殺"を否定するのではなく、ユネスコのダブスタを批判するということです。

2013年末、アメリカ大使館が、安倍総理の靖国参拝を受けて、「日本の指導者が近隣諸国との緊張を悪化させるような行動を取ったことに、米国政府は失望している」との声明を出したことに対し、ネットで抗議の声があがって、東京大空襲や原爆投下について画像付きで、アメリカ大使館のFacebookに書き込まれるなど大炎上したことがありました。事態に驚いたアメリカは、その後慌てて火消しに回ったことがありましたけれども、そういうことですね。

確かに心情的には、天安門事件とかを申請・登録したくなるのも分からなくはありません。けれども、世界はこちらの思っているとおりに動いてくれるとは限らないのですね。

ユネスコの主要幹部ポストには中国人と韓国人がいても、日本人はおらず、記憶遺産事業では、中韓がアジア太平洋地域委員会のレベルで活発に活動しているとの指摘もあります。これが本当であれば、いくら日本が天安門事件を申請しても却下されるのは目に見えています。

であれば、猶の事、世界を味方に付ける必要がある。ゆえに、大義名分が必要になると思うんですね。まぁ、非常に歯痒いし、回りくどいやり方だとは思いますけれども、中韓は金も人も時間も使って、嘘を"真"に仕立て上げているのです。その事実から目を背けて、ちょっと抗議したらどうにかなるというのは甘い考えだと思いますね。

ですから、「もう既に情報戦という戦時下にあるのだ」と、国民は腹を括って掛からないといけないと思いますね。

この記事へのコメント

  • ちび・むぎ・みみ・はな

    ユネスコから完全撤退して反論の政府文書をあげよ
    と書こうと思ってやめたら, 青山氏が同じことを言っている.
    やはりユネスコ脱退だね.
    2015年10月15日 15:36
  • ポール

    ユネスコの南京事件の世界記憶遺産について日本国は疑義を持っており、それについて明確な回答が得られない場合には分担金を停止いたします。
    疑義は以下の通り
    ①・・・
    ②・・・
    ③・・・
    ④・・・
    ・・・
    ・・・
    以上。

    で充分でしょう。
    2015年10月16日 18:06

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