会談することに意味がある

 
今日も極々簡単に…

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日韓首脳会談を前に、水面下では激しいやり取りが交わされているようです。

韓国は、慰安婦問題の年内解決を視野に日本に対して誠意ある措置を求めているのに対して、日本側が既に解決済みとの立場を崩さず平行線となっています。

外交筋によるとどうやら「状況は、両首脳が直接談判する方向に進んでいる」ということですけれども、これは要するに事務方レベルでは交渉が決裂している、ということです。まぁ、どうせ妥協したところで、韓国は感謝するどころか、嵩にかかって反日をヒートアップさせるだけであろうことは、これまでの彼らの態度をみれば明白です。

従って、原則論を全面に出して、それで押し切るという日本政府のやり方は正解だと思いますね。

業を煮やしたのか韓国は会談での食事会をなしにして牽制しましたけれども、日本にとっては、あまりダメージはないと思います。今回は、首脳会談の後に共同記者会見を行わないと報じられていますけれども、これは公式には何も約束はしないという扱いになります。

先日、「成果を期待していない首脳会談」のエントリーで、今回は首脳会談すること自体に意味があると述べましたけれども、やはりアメリカもそのように見ているようです。

米外交協会(CFR)のスコット・スナイダー/シニア・フェローは「今の日韓関係は非常に悪いとは言えないが、両国間の対話が再開されることは注目すべきだ。今回の会談では韓日関係全般を取り上げなければならない」と述べていますし、ヘリテージ財団のブルース・クリングナー・アジア研究所北東アジア上席研究員も「首脳会談が開かれるということ自体に重要な意味がある。両国は話し合うべきことが多すぎる」と述べています。

更に、米戦略国際問題研究所(CSIS)のマイケル・グリーン上級副所長は、「肯定的なムードになることを希望するが、両国関係で劇的な突破口が開けるとは期待しない」とはっきり述べています。まぁ、全般的に日韓関係の現実をようやくにして、知り始めた段階に入ったように思われますね。

その意味では、全てはこれから、或はこれから以前の段階にあると見極めた上で、日韓関係を見直すべきだと思いますね。昨日のエントリーで既に述べたように、日本人の80%が「ビジネスで韓国は必要ない」と応えているところを見ると、日本が韓国との関係をゼロベースで見直しても、ダメージは低いと思います。

その一方で韓国は日本を必要としている。ですから本当ならば、韓国のほうが頭を下げてお願いすべきなのですね。そして更に言えば、韓国は自身が結んだ契約を完全に自らの手で完了させなければなりません。先日の世界遺産騒動でもそうでしたけれども、彼らは約束したってそれを平気で破るところを見せつけましたからね。

おそらく、日本人の韓国にたいする信頼度は最低の状態にあります。一旦崩れた信頼はそうそう元には戻らない。それを考えると共同声明もなしにしたのは正解ではないかと思いますね。

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