国内世論と中国に雁字搦めの韓国

 
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11月2日、日韓首脳会談が3年半ぶりに行われました。会談後、従軍慰安婦問題について、「早期妥結」に向け交渉を加速させることで合意したなどと報じられていますけれども、具体的に何をどうするのかについて何も報じられていませんし、早期とはいつまでかについても言及がありません。

何でも、韓国側は「早期妥結」について「年内」と明言することを求めたのに対し、安倍総理が突っぱねたようです。また、首脳会談前の事前折衝でも、韓国側は昼食会などを交換条件に譲歩を迫ってきたそうですけれど、馬鹿馬鹿しいにも程がありますね。

無論、日本側はこれも拒否しました。安倍総理は「昼飯なんかで国益を削るわけにはいかない」と周辺に漏らしたそうですけれども、当たり前ですね。

まぁ、逆にいえば、韓国はこんなものしか交渉材料を用意できなかったということです。本当は日韓基本条約で慰安婦問題は完全解決したとする日本の立場を全面的に認め、あちこちに立てている慰安婦像の撤去をして初めて、話し合いができるかどうかだと思います。

なぜなら、韓国の口約束は信用できないと日本国民が認識しているからです。これはやはり、先日のユネスコ世界遺産騒動が大きく影響していると思います。あれで、多くの日本国民の韓国を見る目が変わりましたから。

つまり、最早韓国は口先だけで、「これさえしてくれれば解決する」などといったところで信用しないということです。その証拠となる行動を示さないと信じない。その象徴が慰安婦像撤去と反日活動の停止です。

けれども、それを今の韓国に期待するのは難しいと思います。その理由は2つあります。

一つは、今までやってきた反日政策のツケが重すぎるということです。韓国世論が感情的であることは今に始まったことではありませんけれども、近年増々エスカレートしています。

昔は韓国自身が問題視もしていなかった、旭日旗が今や戦犯旗ですしね。先日もフランスでアシックスが踵部分に旭日旗を付けたスニーカーが40足程販売され、2分で完売したのを目敏く見つけては騒いでいる。最早、日本を叩く為なら、何でもありの状態ですね。

そして、もう一つは中国の存在です。

御存知のとおり、中国は"ディスカウント・ジャパン"運動を展開していますけれども、韓国にその片棒担ぎをさせています。今回の日中韓首脳会談でも、中韓は歴史認識問題で共闘していますし、昨年、ハルビンに安重根記念館を開設したりして韓国に鼻薬を少し嗅がせては、いいように使っているように見えます。

この状態で、韓国が、日本の日韓基本条約で解決済みの主張を認めるということは、今後、歴史問題を持ち出さないということになります。けれども、これは中国の方針に逆らうことになります。今の韓国にそれができるとは思えません。

もしもそれが可能であれば、まず、今の南シナ海の問題で中国を批判している筈ですね。

こうしてみると、今の韓国が日本にすり寄ろうとしても難しい。例えるならば、日本側が対話のドアを開けていても、韓国国内および中国に足を引っ張られ身動きできず、日本にドアをこっちに持ってこいと言っているような姿に見えますね。

無論、日本はわざわざドアを解体して韓国の目の前に運んで設置し直してやる義務も義理もありません。

今回の日韓首脳会談はやはり会うだけだった会談でしたけれども、何も妥協せず突っぱねて正解だと思いますね。

この記事へのコメント

  • 野蛮人

    実際に先の軍事パレードの際に態度をはっきりさせない韓国側に対し、
    抗日記念館や光複軍碑を引き合いに出して恫喝してますからね。反日
    血盟同盟等と自画自賛し、クネが習に頼んで建ててもらった形=反日
    捏造史すら宗主国依存状態なので、皮肉にも歴史カードで日本を叩く
    どころか宗主国にその捏造史の正当性の生殺与奪を握られてるという
    滑稽な状態。

    ノムヒョン政権同様、反日で中国と血盟同盟という路線を選んだ時点
    で中国と韓国は「マイクとスピーカー」の関係となるしかなく、しか
    もそのスピーカーはいつでもポイ捨てされかねない立場。ま、連中の
    自業自得ですが。
    2015年11月04日 12:39

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