マクドナルドの黄昏
しばらくは極々短い感想エントリーとさせていただきます。
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マクドナルドの閉店が相次いでいます。年内に閉店する店舗は150~160にのぼる見込みで、相当な大ナタですね。
去年の鳥肉偽装や異物混入などの例の事件も影響というか切っ掛けになったのではないかと思うんですね。
つまり、「別に無理してマクドナルドにしなくてもいいじゃないか」という雰囲気が充満したというか。そんな感じです。珈琲を百円にしたところで、今やコンビニだって百円でドリップ珈琲をだしてくる時代です。日本が競争相手が多すぎる、或いは選択肢があり過ぎるんですね。食に関していえば。
ゆえに、少しでも瑕疵があったら、いっぺんに別の店に流れていってしまう。その店にしかない「何か」がないと、中々客は引き止めておけないということです。
先日、米マクドナルドが、約5割を保有する日本マクドナルドホールディングス株を大手商社や外資系投資ファンドなどに売却する打診している様で、売却できれば、米マクドナルドは筆頭株主でなくなるとも言われています。
以前、「マックが日本から消える日」などのエントリーで、食に敏感な日本で杜撰な対応をすれば、あっと言う間に客がいなくなるとし、マクドナルドが日本を去る日が来るかもしれないと述べたことがありますけれども、早くもそんな気配が漂ってきました。
内部ではマクドナルドの業績低迷は、FCなど画一的な店舗運営に変えたことで、現場のモチベーションの低下につながったという指摘もあるようです。
まぁ、画一的、マニュアルに従った効率的な経営、というと如何にも合理的なアメリカ式経営だとは思いますけれども、逆に客の立場からみれば、画一化されるメリットは、品質の均一化、安定化と値段が多少安くなるくらいのことだと思います。確かにアメリカではそれでも十分「メリット」にはなったかもしれません。
けれども、日本の消費者の基準からいえば、品質が良くて安定しているのは、当たり前の世界であってメリットでも何でもありません。質が高いのはデフォ扱いです。日本では画一化は強みにはなりません。
となると、残るは値段の安さだけですけれども、百円バーガーは発売当初こそ話題にはなりましたけれども、最近は、アメリカのハンバーガーチェーンが日本進出を始めていることもあり、競争が激化しています。
ハンバーガー以外にも、色んな外食があります。安さだけでいつまでも勝負できるわけではないのですね。時を止めることはできません。
マクドナルドのハンバーガーは「腐らない」ことで一部話題になったことがありました。ハンバーガーは防腐剤でもかけておけば、腐らないかもしれませんが、店舗や経営はそうではなかった、ということですね。
米マクドナルドが日本から手をひくことで、日本マクドナルドが復活するのかどうか。競合他社の存在を考えると、ここ数年が勝負になるような気がしますね。
この記事へのコメント
ななしさん
早くからグローバルスタンダード経営に乗り換えた日本の大手電機産業も軒並みダメになりましたね。
日本人の民族成分や遺伝子の違いを頭から無視したやり方をするからです。
日本人は農村共同体の中で選別された遺伝子から成り立つ民族です。まず何をするにしても共同体を大事にしないと確実に失敗します。
流浪していた民族の個人主義文化の中から作り出されたシステムを持ってこられても、肌に合う訳が無いのです。
そんな当たり前の事が分からない日本人(?)が多くなったのは、本当に困った事です。
ス内パー
このぐちゃぐちゃにして逃げ切る戦犯とリリーフとして登場し、開き直って炎上終演するガイジンという組み合わせは様式美なんですかね?
問題としてはカサノバよりもその前にマックを破壊して逃げ切った原田が無傷という点ですがこの追求は難しいでしょうねぇ。
ちび・むぎ・みみ・はな
彼らは市場を寡占化して金を吸い上げる点では非常に優れているが,
市場を活性化させて皆が儲けようと言う点では無能である.
そもそも共存して競争すると言う考え方がない.
米国においても, GEがエリート教育に力を入れていたが,
現在はかくあるべき通りになっている.
やましろや
昔の牛肉の全頭検査を思い出しました。そんなことを言い出した奴も、それを受けて実際にやった奴もバカですが、それが大手を振っているのが日本です。
碌に買わないくせに注文ばかり付ける、小売業が海外へシフトするのも当然でしょう。
泣き虫ウンモ
おそらく、直営店をたたむということでしょうから、本部の士気は当然落ちます。
加盟店ですが、自由度が低い場合はアイデアの出しようがないので、不満が溜まります。
つまり、両方から責められる可能性すらあるかもしれませんね。