フジのドラマは案外ステマ

 
 昨日の続きの雑談を極々簡単に……

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 フジテレビのあるドラマについて、ネットで炎上しているようです。

 1月18日に放送されたドラマ「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」第1話の病院を訪れるシーンで"放射能科"と書かれた場所が一瞬、写りこんだそうです。

 ドラマを観ていた視聴者の中には、「放射能科ってあり得ないだろ」「わざとだな」「フジテレビは、福島への風評被害に貢献してる」と怒りの声が上がっているそうですけれども、確かに"放射線科"はあっても"放射能科"はないですね。

 まぁ、これだけなら、単なる偶然で片づけることができるのかもしれませんけれども、フジテレビはこの種の前科が他にもありますからね。

 例えば、2014年放送の『最高の離婚』スペシャルでは登場人物の名刺のメールアドレスに「tsunami-lucky」と書かれていることが発覚して炎上しています。しかもこのドラマの内容は、東日本大震災発生時という設定ですからね。不謹慎に過ぎます。

 更に遡れば2011年8月7日に放送された「イケメンパラダイス2011」の中で主演のAKBの前田敦子が「LITTLE BOY」と書かれたTシャツを着用していたとこれも炎上しました。 "リトルボーイ"のコードネームです。しかもそれを原爆投下の翌日の放送で使うとは、常識が無さ過ぎる。炎上するのも当然ですね。

 まぁ、ネットではフジテレビのこうした前科が広く知られていることもあって、一瞬しか映らない"非常識な小道具"でさえも忽ち晒され、炎上するのかもしれません。

 昨日のエントリーで、反知性主義を取り上げましたけれども、その"肝"となる"皆の意見"を正しいものにするためには、正しい情報が提供されなければなりません。いや、間違っていない情報、歪められていない情報といったほうがいいかもしれません。

 筆者はこれまで、マスコミの世論調査や社説における、情報操作又は印象操作の危険性について何度も取り上げてきましたけれども、ネットの普及によって、悪質な印象操作はすぐ指摘されるようになってきたとはいえ、未だに「皆の意見」を形成することにおいて、マスコミが大きな力を持っていることは間違いありません。

「皆の意見は案外正しい」と言えるためには、「マスコミの報道は意外と正しい」と言えないといけないと思いますけれども、そのマスコミが"意図して"印象操作や情報操作しているとするならば、かれらこそ、「反知性主義」からの糾弾を受けるべきだと思いますね。

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