宜野湾の民意

 
今日はこの話題の雑談です……

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1月24日、任期満了に伴う宜野湾市長選が投開票され、政府・与党の支援を受けた現職の佐喜真淳氏が、元県幹部で翁長県政与党の支援を受けた新人の志村恵一郎氏を破り、当選を確実にしました。

佐喜真氏は、辺野古移設の是非には具体的に触れず、早期返還と危険性除去を政府に求めることが最優先だと訴えて選挙戦を戦ったのに対し、志村氏は、基地を抱える宜野湾市でも辺野古への移設に反対する民意を示すことで計画の阻止につなげたいとして明確な反対を訴えていました。

ただ、普天間基地を返還するという点ではどちらも同じだったにも関わらず、佐喜真氏が当選したのですね。まぁ、無論論点はそれだけでないと思いますけれども、基地問題以外の争点が問題になるのであれば、最初から注目されている筈だと思いますね。

もし、基地問題以外の争点が大したことがないのであれば、あとは佐喜真氏と志村氏のどちらが基地返還を実現してくれるのかという点が大きくなります。この点では佐喜真氏は現職として実績を積んできました。

政府は一昨年、普天間飛行場のKC130空中給油機を岩国に移駐させ、普天間の離着陸数を減らしましたし、昨年は西普天間住宅地区の返還、普天間の一部土地の返還前倒しを実現しています。過去を振り返ってみれば、政府はやることはそれなりにやっているのですね。

佐喜真氏は政府与党の支援を受けたことを考えると、過去の実績と合わせて普天間の早期返還には、佐喜真氏の方がより力になってくれると考えるのが普通です。

一方、志村氏のほうは共産党の組織的な活動が際立ち、それが却って保守層や企業の忌避感にもつながっている面もあったようです。

これらを考えると、今回の宜野湾市長選は順当な結果に終わったということではないかと思います。

まぁ、これで辺野古問題の流れが変わる切っ掛けになればよいのですけれども、翁長知事は「辺野古移設を阻止する方針に変わりない」とコメントしていますし、まだまだ時間が掛かると思います。

ただ、聞く所によると、辺野古移設反対派の反対運動は相当ヤバいというか激しいらしく、例えば、こちらにあるようにコンクリブロックを山積みして邪魔をしたようです。

彼らはよく平和を口にしますけれども、ここまでくると、内乱要因になっているとしか思えませんね。

こんなことを続けていけば、段々と悪評として広がり、結果的に反対派の票を減らすだけの結果になると思います。

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