今日も極々極々簡単に……。

2月7日、韓国国防部は在米韓軍基地へのTHAAD配備に関し「米国との公式協議に入る」と発表しました。
これは、無論、先の北朝鮮のミサイル発射を受けてのことなのですけれども、これによって、韓国の防衛力が飛躍的に向上するとも言われています。
何でも、在韓米軍にTHAADの砲台1基を配備する場合、韓国の3分の1から2分の1に及ぶエリア防衛が可能になるようですね。
これまで、中国に気兼ねしてTHAAD配備を渋りまくっていた韓国もとうとう抗しきれなくなったのではないかと思われます。
これに対して、中国は猛反発しています。
同日の2月7日、中国は韓国の金章洙駐中国大使を呼び出し抗議。更に、外交ルートを通じ米国側にもこの問題に関する中国の立場を表明したとしています。
THAAD配備については、中国は前々から嫌がっていました。
2014年に行われた中韓首脳会談で、習近平主席が『駐韓米軍を保護するという理由で米国が韓国にTHAADを配備する場合、韓国は主権国家として当然の権利を行使し、反対の意志を表明してほしい』と命じたと報じられています。
主権国家だからTHAAD配備に反対する、という理屈はさっぱり分かりませんけれども、こんなロジックでいいのなら、主権国家であるからTHAADを配備するというロジックだって成り立つわけです。
韓国政府も、そんな風に一度きちん中国に言い返すくらいはしても良いと思いますね。韓国の国防を考えると、THAAD配備は必要不可欠だと思いますけれど、果たしてどこまで旧宗主国に抗えるのか。
ちょっと注目していいかもしれませんね。
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