昨日の続きを極々簡単に……。

2月23日、民主・維新両党が合流して新党を結成することが決まったようです。
民主党の岡田代表は幹部会合で「維新と合流して新党を作りたい」と述べ、党名を変更する考え等を表明して大筋合意を取り付け、維新の松野代表も、維新の執行役員会で「全く新しい党名で新しい形の新党を作ることを諮りたい」として、おおむね了承されました。
両党は、24日にそれぞれ常任幹事会や両院議員懇談会を開き、合流への了承取り付けを目指すとしています。合流は、民主党に地方議員らを残してほとんどが離党し、解党する維新議員とともに改めて新党に加わる方式が有力視されているようです。
両党の合流で衆院93人、参院64人の新党が誕生することになります。
民主と維新の合流については、先月「民主と維新の合流について」で取り上げたことがありますけれども、
維新の参院議員は旧みんなの党の比例で当選していますから、国会法の規定で民主党に合流できません。そこで、維新の解散に合わせていったん無所属になり、参院で民主党と統一会派を組んだ上で、参院選で新党の公認を出す案が浮上しているようです。
けれども、そんなテクニカルな問題より、合流する新党が何のための新党であるのかのほうがずっと大切であることはいうまでもありません。
報道では、夏の参院選や、次の衆院選に備えて野党勢力の結集を狙うといった見方が流れていますけれども、有権者は、それに期待しているかといえば、必ずしもそうではありません。
産経新聞とFNNの合同世論調査では、民主と維新の合流に「期待しない」が63.1%と「期待する」の32.5%のほぼダブルスコアになっています。
まぁ、合流する維新の面子も、元民主が多いですからね。下手をすると、新党というよりも出戻り政党のイメージが強くなるかもしれません。
ひと頃、民主党のマイナスイメージを嫌った民主議員が民主公認を取り消して無所属で出馬する候補者が次々と現れたことがありましたけれども、ネットではそういう候補者を「ちょっと待て その無所属は 民主かも」なんて標語をつけて拡散したことがありました。
今回の民主・維新の合流新党の名前が何になるのか分かりませんけれども、またぞろそんな標語が出てこないとも限らないですね。
この記事へのコメント
774
これは流行る!