今日は雑談です……。

2月26日、菅官房長官は記者会見で、消費税率10%への再増税について「税率を上げて税収が上がらないようなところで、消費税率を引き上げることはあり得ない。……橋本龍太郎首相時代に、税率をあげて結果として税収が下がった経験がある」と、税収減が予想される場合などには見送りもあり得るとの見方を示しました。
また、安倍総理もこれまで「リーマン・ショックや大震災のような重大な事態」でもない限り、増税は必ずやる、と発言していましたが、ここにきて微妙に発言を変えてきています。
先月19日の参院予算委員会で共産党の小池晃氏が「リーマン・ショックのような事態とは具体的にどういう事態か」と尋ねると、安倍総理は「まさに世界経済の収縮が実際に起こっているか、専門的見地から分析し判断していかなければならない」と答弁しました。
「リーマン・ショックや大震災」が「世界経済の収縮」となり、そして今回の菅官房長官の「税収減が予想される場合」と変化しています。
これらの条件は、いわば「天災」「外部要因」「内部要因」と言いかえることもできると思うんですね。人知ではどうにもならない(有り得ない)「天災」が「世界経済の影響」になり、いつの間にか「国内の税収」という話になっている。どんどん身近な話になっている。つまり「有り得ない話」が「十分あり得る話」になっているわけです。
今月に入って安倍総理は、増税先送りの条件について「単に個人消費の落ち込みではない」とか「株価の変動幅のみではない」とも強調していたのですけれども、15日の衆院予算委員会の集中審議では「8%への引き上げで、予想よりもはるかに消費の落ち込みが大きく長く続いた。国民に納得していただき、消費への影響にも配慮しなればならない」と述べています。
「個人消費の落ち込みではない」といっていたのが「消費への影響にも配慮しなればならない」ですからね。
実際、内閣府が2月15日に発表した2015年10-12月期の国内総生産は前期比0.4%減で、年率換算では1.4%減と大幅なマイナスです。
内訳をみると、「個人消費」が前期比マイナス0.8%、GDPの6割を占める「個人消費」がこれでは、税収が上がるとはとても思えませんね。
まぁ、以前から、安倍総理は消費増税見送りを掲げて衆参ダブルに打って出るなんて噂も囁かれてきましたけれども、此処に来ての、見送り乃至は先送りを匂わせる発言の変化をみると、いよいよ来たか、という感じですね。
増税見送りは十分ある話だと思いますね。
この記事へのコメント
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あとは行政改革等、議員減らすなど論外。
妬み嫉みなど相手にしてたらキリがない
ちび・むぎ・みみ・はな
との希望的観測が出されたが, 現実には消費税増になった.
その後には, 首相は実際は後悔していると首相擁護が出た.
人は信じたいが故にだまされる.
あの酷い嘘付政権の後に美しい日本をテーマに挙げた若い
ハンサムな首相が出てきたので国民は信じ(たくなっ)たのだ.
現実はどうか.
○安倍首相はグローバリストである.
○グローバリストは所得税を嫌い消費税を好む.
もう一つ,
○安倍首相は実は全く経済について無知である.
○政権を挙げて日本のファンダメンタルの良さを主張している.
であるから, 消費税増は実施されるであろう.
これは安倍晋三と言うグローバリストの業である.
日本のためには, しかし, それで良いと思う.
何故なら, 安倍政権は消費税再増の後に倒れざるを得ないからだ.
安倍首相の業績を云々する向きもあるが, 現在,
アジアの情勢は少しも良くなっていない.
支那封じ込み?
支那の状況が悪いのは安倍政権の業績でも名なんでもない,
単にバブルが潰れるべくして潰れたからだ.
日本の古典的明君とされる仁徳天皇と対極にある
仁徳天皇は政府が貧しくなっても国民を優先した.
しかるに, 安倍政権は国民が貧しくなっても政府の
財政を優先した.
安倍晋三をもう少し冷静に判断すべきだろう.
彼の様なグローバリストは共産主義者と同等に危険である.
泣き虫ウンモ
別な考えを提示しても、否定されるのは明らかですかね。
グローバリズムも二種類あって、何かの仮説なり力のある国が定説にまで持ち込もうとしたものを前提としたグローバリズムと、多様性を前提とした当たり前としたグローバリズムの二種類が存在すると思いますね。
学術的には、統一理論というのは評価され易いのかなぁ。
いや、その他の世界でも単純で容易に洗脳されるものかもしれませんね。
地球の文明力が試される時がきたかなぁ。