野党の刃は悪魔の証明とデマゴーグで出来ている

 
今日も雑談です。
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1月3日、衆院予算委員会で、民主党の岡田代表の質問に対し、安倍総理が「言い掛かりだ」と切って捨てる一幕がありました。

これは、岡田代表が甘利明・前経済再生担当相の金銭授受問題を追及する中で、安倍内閣の政策が政治献金で影響を受けることはないと断言した根拠を述べよとした部分です。次にそのやり取りを引用します。
 岡田氏「持ってきた人が『政治献金です』という言葉もなく、黙って置いていった。祝儀袋に入っていた。そしてそれが放置されていて、3カ月近くたってから届け出をした。これが法律に基づいて適正に処理されたといえるのか。ここが疑問だと申し上げておきたい。そこで首相、2日の本会議での質問で、安倍内閣の政策が政治献金で影響を受けることはないと断言されたが、何を根拠に断言したのか」

 安倍総理「ないからです」

 岡田氏「私が申し上げているのは、首相が本会議場で安倍内閣の政策が、政治献金で影響を受けることはないと断言したから言っている。断言された以上は、その根拠を示さなければならないのはあなたではないか。私は、甘利氏のTPP交渉担当としての、もちろん目指す方向は違うけれども、一定の敬意を持っている。別に、具体的に疑いがあると言ってるわけではない。だが、これだけのことが事務所であり、本人も疑いをかけられていわけだから、本人に確認したらどうか、と言っている。それすらできないのか」

 安倍総理「ないということをない、と証明するのは悪魔の証明だ。あるものをあるんだ、と言うんだったら、あるということを主張してる側に立証責任がある。当たり前だ。私はないものについてはないと言う以外はないじゃないですか。もしあるんだったら、何かひとつでも具体的なことを言ってほしい。ひとつも挙げられていないなかで、これが疑いだとひとつも言えないにもかかわらず、まるであるかのごとく言っている。これはあまりにもばかげた議論だ。しっかりと、そういうものを何か出していただかないと、われわれも答えようがない。いずれにせよ、甘利氏は今後しっかりとさらに調査を進め、公表していくと言っている。私は今後、しっかりと政治家として責任を果たしていくべきものだと考えている。責任を果たすと確信している」

 岡田氏「繰り返す。ないと言ったのはあなただ。ないと言った以上は、ないと説明する責任があると申し上げておく。この都市再生機構(UR)の問題、あるいは国交省もからむ。これは安倍内閣の問題だ。本当に問題がないのか、きちんと確認する必要があると申し上げておく」
 とまぁ、岡田代表が、無い事を証明しろ、と言って、無い事を証明するのは「悪魔の証明だ」と斬って捨てられていますね。こういうのは一つでも「ある」事を提示すればそれで済む話です。それすら用意しないで、この質問をぶつけるとは、時間を無駄にしているとしか言い様がありません
 
けれども、だからと言って、ないことを「ある」とデマを飛ばすのも問題です。

同じく3日の衆院予算委員会で、共産党が安倍政権が今後15年間で国立大学の授業料を40万円引き上げるとするポスターを配布していることについて「決まってないことを運動するのは、まったくのデマだ」と猛批判しています。

このポスターが作られた経緯は、こちらのまとめページにありますけれども、事の発端は昨年12月の文部科学委員会で、共産党が二十八年度予算の編成県議で、「国立大は今よりも国費に頼らずに自らの収益で経営する力を強化していくことが必要」との文言を取り上げて、国の補助金をガンガン減らしたら、向こう15年で学費はいくら値上げになるか、という"仮定"の話を持ち出して、十五年間で四十万円値上げになると参考人からの発言を引き出しています。

無論、これは"仮定"の話であって、やると決まったわけではありません。実際、この発言の後、馳文部大臣が国の補助金の一律削減に反対する答弁をしています。

ところが共産党は、これを無視して、"仮定"の話をさも本当であるかのようにポスターを作ったということです。

嘘を本当だと見せかけて、自分達の益とする。どこかの国のやり口とそっくりです。これでは、いくら外見を飾ってみせていたとしても、その本質はやはり"共産党"だということです。

悪魔の証明にデマゴーグ、これが国会での野党の遣り口であるのなら、とても国政を任せるに堪えません。

甘利氏が辞任しても内閣支持率が上がる、野党の支持率が一向に上がらない、というのも、当然の姿だと思いますね。

この記事へのコメント

  • 名無し

    そう言えば、現代の悪魔は、マスコミを通してやって来るんでしたっけ。
    2016年02月05日 09:14

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