感情的批判を繰り返しても国民はついてこない

 
昨日の続きです。

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民主党だけなのかもしれませんけれども、それにしても民主党の質疑はレベルが低い。

2月4日、衆院予算委員会で、民主党の階猛氏が自民党の憲法改正草案について、「言論機関が権力者の意向を忖度し、権力者への批判を控えるようになるのではないか……現に今も安倍政権に批判的なテレビキャスターやコメンテーターが次々と番組を降板している。民主主義の健全な発展にもマイナスだ」と質問しました。

これに対して、安倍総理は「現在、まるで言論機関が萎縮しているかのような表現があったが、全くしていない……今日、帰りにでも日刊ゲンダイを読んでみてくださいよ。これが萎縮している姿ですか……全く萎縮していない。むしろ言論機関に対して失礼だ」と反論をしました。

実際、例示された日刊ゲンダイ編集部は、産経新聞の取材に「権力にこびることなく、自由に報道している自負がある……夕刊紙が時の政権を過激な表現を使いながら批判するのは当たり前で、健全な民主主義にとって必要不可欠だ」とコメントしています。

当のゲンダイ編集部が委縮していないと言っている以上、階猛氏の指摘は当たっていないということです。

質疑の中で安倍総理は、萎縮している例があるのなら具体的に言ってほしいと述べたのですけれども、これに対して階議員は、NHKがそうだ、と挙げ、NHKの籾井会長に萎縮しているのではないかと詰め寄りました。ところが、籾井会長は「公平に報道している」とこれを否定。階議員はぐうの音もでないほど反論されました。

これでは、何を質問しに来たのか分かりません。討論は元より批判にもなっていません。

日刊ゲンダイは、安倍総理の指摘どおり「萎縮などしていない」とする 一方で、「日刊ゲンダイが自由に報道していることで、報道の自由全体が確保されているとの主張はあまりにもご都合主義ではないか」と批判しています。これなら、分かります。筋が通っている。

せめて、これくらいの反論をその場で言えないと、厳しいと思いますね。

民主党の呆れる質問は他にもあります。

5日の衆院予算委員会では、民主党の黒岩宇洋氏が「世界で最も物価の高い国はどこか」と質問通告にないクイズを出し、一位ノルウェー、二位スイスだとした上で、スイスはラーメンがブームでチャーシュー麺1杯いくらか、質問しました。

安倍総理は「気楽に答えるが、2千円ぐらいではないかと…」と応じたところ、黒岩氏は「私もそんなものかと思ったが、3千円だそうだ、……物価も上がらないし、経済成長していないのはわが国だけだ。その上でアベノミクスについて聞く。私は新潟に住んでいるが、地方にはアベノミクスの恩恵は届いていない」と続けました。

何の事はない、スイスのラーメンは唯の枕代わりに使ったということですね。けれども、ちょっと強引に過ぎるというか、例が良くない。なぜなら日本人にスイスのラーメンがといわれたところで全くピンと来ないからです。どうしてもこの手の質問をしたいのならビックマックの値段で比較すべきだと思いますね。

身近に感じないものを例に掲げておいて、生活に直結するアベノミクスがどうのと言われても、何が関係あるの、となってしまいます。これもあまり意味のない質問です。

こんなことが続くと、民主党は国会を空転させることが目的で、国の足を引っ張るだけの存在だと見做されるようになると思いますね。流石に国民もそこまで馬鹿ではない。いつまでも騙される訳がありません。唯でさえ、民主党に痛い目に遭っているのですから、猶更です。

まぁ共産党のように嘘を捏造するよりはマシかもしれませんけれども、いい加減、国民の見る目が変わっていることに気づくべきだと思いますね。

この記事へのコメント

  • oshi

    ~民主党落選運動キャンペーン~

    与党の時は酷かった。
    野党になっても酷かった。
    仕分けされるはお前らだ!
    2016年02月06日 17:30

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