中国は周辺国を属国とするのか敵とするのか
今日も雑談です。
ブログランキングに参加しています。応援クリックお願いします。
3月8日、中国の王毅外交部部長が全国人民代表大会にともなう記者会見で、「日本政府と指導者は、中日関係を改善する必要があると絶えず言いながら、いたるところで中国に絶え間なく面倒を与え続けている。……中国の発展を目の当たりにして、結局のところ中国を友とするのか敵とするのか」と批判しました。
また、3月10日、中国外交部の洪磊報道官が定例記者会見で、日本がフィリピンに自衛隊機5機を貸し出すことについて、「もしもフィリピンの関連行動が中国の主権、安全と利益を挑発するものであるなら、中国側は強く反対する。……この場を借りて、改めて申し上げる。日本な南シナ海に関連する争議の当事者ではない。われわれは日本の行動に強い警戒を持ち続けている。われわれは日本に言動を慎み、情勢を複雑化せず、地域の平和と安定を損ねることをしなうよう促す」と述べました。
更に中国の程永華駐日大使が、「日本が南シナ海で他国と協力して中国を封じ込めようとすべきではない。日本は偏向した考えの下で中国に対抗している。……日本は(南シナ海問題の)当事者ですらない」と牽制しています。
この自衛隊機の貸し出しというのは3月3日のエントリー「防衛装備移転協定と防衛の鎖」で取り上げた、TC-90練習機のことですけれども、それにしても、中国外交部に駐日大使と立て続けに同じ事を言うということは、余程嫌なのでしょうね。それ程、効いているということです。
これらの発言に対して、3月11日、岸田外相は「二国間関係を推進していくためには双方の努力が必要だ」と述べ、中国側に発言の自制を求めています。
ただ、外務省幹部によると「日本が関係改善のサインを出しているのに、中国はそれを無視して言いたい放題だ」と不満を述べたそうですけれども、元々そういう国だくらいの積りで相手をするべきではないかと思いますね。
こちらも中国の国際法を無視する傍若無人振り、脅威論を言えばよいと思います。既に周辺国への脅威となっています。特に南シナ海沿岸の国々にとってはそうですね。
先日も中国海上警備当局の船がベトナム漁船を襲撃し、食料などを略奪したと報じられています。
尤も、日本はベトナムに水産庁の中古巡視船六隻を無償許与して、その一隻目の「昇鶴(全長57メートル(約500トン)、最高速度は14ノット)」を先月引き渡したばかりですから、中国の海警がベトナム漁船を襲ったのも、その当てつけというか牽制の可能性も考えられます。それならば、日本政府は、更に六隻を無償供与することを検討するなど気の利いたことをコメントしてもよいと思いますね。
また2月29日にはフィリピンのデルロサリオ外相が、中国が南シナ海問題の法的解決に応じようとしない姿勢について「自国を法を上回る存在とでも思っているのか」と声明で批判していますけれども、これに賛同のコメントをするなど、やれることは沢山ある筈ですね。
中国は日本の過去しか批判できませんけれども、日本は中国の今を指摘できるのです。現在只今の問題としてどちらがより重要であるのかはいうまでもありません。
外交戦というか、情報戦で後手を踏むのはそろそろ終わりにしていただきたいと思いますね。
この記事へのコメント
戦後政権日本国
やはり、アフガニスタン案件でしょうか?(米中パが平和協定に腐策中)
ソ連侵攻があったのは事実でその終結がどうなってるのか不明ですし。
メインは絶対イギリス関係だとは思いますが。
( カレーズの会主催のアフガニスタン医師は、
国連軍による武器の横流しの可能性も指摘している。
実際、交戦中なのであれば、大国が拒否権を発動し
有効な停戦手法を妨害している可能性も否定できない)
ついでに、中国に環境大臣がいて環境重視路線なことに実はびっくり。
しかし面白いと思ったのは習主席のこの表現。
「目を保護するように生態環境を保護し、命に向き合うように生態環境に向き合う」
2016年の両会では、夢と現実が織りなされ、目標と使命が交じり合った。中華民族の美しい故郷建設という壮大な道のりが、新たな1ページを開いた、
そうです。私も悠大な風景にあこがれた一人です。
http://j.people.com.cn/n3/2016/0312/c94659-9029092.html
もうひとつついでに、世界はすでに水素社会。
一帯一路沿いには原発建設の予定、とか言う記事を見た気がするので。
デンマーク ロラン島(これは水素社会を実現た島として有名)
http://www.infolink-japan.net/tsutaeyou/00004/00004_00007.html