名は体を表わさない民維新党
今日も雑談です。
ブログランキングに参加しています。応援クリックお願いします。
民主と維新の新党の党名がグダグダになっているようです。
両党は、3月4~6日に党名案の一般募集を行ったのですけれども、そこには約2万件の応募があったようです。民主党の赤松前副議長は「トータルしますと、応募件数は1万9933件に上った。私にとっても思いもつかないような党名があったり、大変、参考になるものも非常に多かった」と述べていますけれども、ネットでは「七転八党」など、大喜利状態の党名案が飛び交っていましたから、その二万件の中には、大喜利風の党名案もあったのではないかと思います。
それでも、「立憲民主党」と「民進党」の二つの案が最終候補となり、10日の実務者協議では、これらを世論調査にかけて決めることで合意しました。
この党名を世論調査に掛けるということについて、自民党の高村副総裁は「党名を世論調査で決めるというのはザ・ポピュリズム。選挙互助会にふさわしい決め方だ」と批判していますけれども、そのとおりですね。
名は体を表わすではないですけれども、党名はその党が一体何者であるかを一番端的に表すものの筈です。それを公募で決める、世論調査で決めるということは、党是などありません。人気だけで決めますと白状しているようなものですからね。
ただ、民主党の岡田代表は「世論調査で決めるんじゃなくて、それを参考にして決めるということを申し上げているわけです。最終的に決めるのは、それは協議会ですから」と述べ、最終的には両党の代表・幹事長による新党協議会で決めるとコメントしています。
参考にということは調査自体はするのでしょうし、「立憲民主党」と「民進党」の二案は元々公募ですからね。どちらになるにせよ、党名と党是が乖離してたらどうするのでしょうか。
"立憲"なんて頭につくと、憲法改正どころか新憲法発布する積りですか、と聞きたくなりますけれども、元民主党がそんな新憲法案を出すとも思えません。もし「立憲民主党」になるのだとしたら、党名と党是が最初からズレてのスタートになります。
仮に"立憲"というのが、現日本国憲法の改正反対を意味するのだというのなら、それは"立憲"ではなく"護憲"ですからね。こちらも党名と党是がズレることになります。
一方、「民進党」はどうかというと、意外な方向からクレームが付きました。台湾です。
3月10日、自民党の議員が来日中の台湾の民主進歩党の議員と都内で会談した際「せっかく政権交代を果たすのに、日本の民主党が民進党に変わったらわれわれのイメージが悪くなる。やめてほしい」と語ったと伝えられています。
台湾の議員が日本の政治動向をそこまで見ていることに少し驚きましたけれども、或は台湾の民進党には、日本のバックアップが欲しいという心理が働いているのかもしれません。
読売新聞社の全国世論調査では、民主党と維新の党が合流して今月中に結成する新党に「期待しない」は60%で、「期待する」の31%を大きく上回る結果がでています。
既に、ケチがついて始まる予感が漂う、民主・維新新党。このままでは、党の理念などない政党として始まるのではないかと思いますね。
この記事へのコメント
ちび・むぎ・みみ・はな
と twitter などでは言っているが?
サンサン
当然そこには自民政権、取分け安倍政権に対する批難批判が立憲主義の破壊と云うレッテルも込められて居りますが。
元々反日を是とし、国家国体を解体し新たな秩序の構築を狙う勢力に取って立憲には革命破壊的な意図が含まれている物と見做して居ります。
ウィキー
立憲主義は、複雑な概念であるが、その「思想」は、人類の歴史的な経験に根差している[2]。国家の統治は、より上位の法に従わなければならないという「思想」の起源は、古代ギリシアに遡ることができるが、そこでは憲法に違反する統治は革命によって是正されるものと考えられていた[3]。