今日も感想エントリーを極々簡単に……

舛添問題、いよいよクライマックスを迎えたようです。
6月14日、自民党都連は会合を開き、舛添氏の不信任決議案を提出することを決めました。当初は舛添氏の自発的な辞任を促す方向で纏まったそうなのですけれども、それで辞任するようなタマならこんなに苦労はしません。
実際、議会運営委員会前に、自民の川井重勇議長舛添氏に自ら辞職するよう促したのですけれども、舛添氏は受け入れなかったそうです。
それで、自民も不信任案提出を決めたそうですけれども、自民党のSNSやツイッターにも「自民党は、舛添をどうする気だ!」、「自民党、公明党は舛添都知事を推薦した責任を取れ!」などと、猛烈な勢いで批判が集まっているそうです。
とうとう自民も参院選への影響を気にし始めました。14日、自民党の谷垣幹事長は14日、自民党の支援団体の会合で「中間選挙だと、みんな思っているんです。ちょっと感じが悪いなと思ったら、ペケをつけようと。今、東京で、小さい声で言うが、苦労している。こういうことが起こると、ペケがつくかもしれない。これが、参議院選挙の怖さなんです」と舛添問題が参院選に影響するとの懸念を示しました。
また、舛添氏が13日の集中審議で、給与全額返上し、今夏のリオデジャネイロ五輪まで続けさせてくれと訴えたことについて、東京都議の議員達から次々と怒りのツイートが上がっています。
音喜多駿都議は、「最後の舛添知事発言の要約をすると、『給与100%カットするから、おまえら不信任案出すなよ。いま出したら議会を解散するからな!』ということで、しおらしく述べたように見えて半ば議会に対する脅しであり、議会に介入する知事の越権発言です。なんて知事だ…!」と怒りを露わにし、柳ヶ瀬裕文都議も「最後、舛添知事から都民へのお願い。リオ五輪に影響するから不信任を待ってくれだと。誰のせいでこうなったと思ってる。本当にふざけるな。必ず提出する」と述べています。火に油とガソリンとシンナーを思いっきりぶちまけましたね。
つまり、舛添氏がいくら"都民の為"と叫んでも、肝心の都民は少しもそうは思っていない訳です。寧ろ、辞職してくれた方が都の為だ、とさえ考えているのではないかと思いますね。でなければ、辞職すべきが九十何パーセントも行くはずがありません。
舛添氏は14日の夕方、議運委理事会に出向いて9月まで続投したいと涙ながらに訴えたそうですけれども、残念ながら同情の声一つ聞こえてこないですね。ある意味、これが都民の舛添氏に対する答えだといえるのかもしれません。
舛添氏は、今辞めたら選挙になる、都知事選には50億円かかる。2度やれば100億円かかると述べて、延命しようとしていますけれども、これはつまり、自分を辞めさせたら100億円損をするということですけれども、それは、舛添氏を都知事に選んだ都民がその責を負って負担すべきものです。民主選挙の仕組みからいえばそうなります。寧ろ都民が、舛添氏を選んでしまった高い授業料だったと反省するためにも、選挙をしなくてはならないと思いますね。
泣いても笑っても明日には結論が出ます。都民が舛添氏の巻き添えになってしまうのは、民主政治であることの何よりの証明になると思いますね。
この記事へのコメント
sdi
現在の情況で自民、民進、共産各党が(どの党にとっても全くの予想外かつ予定外の)都知事選を戦うとしたら、有名人による人気投票になってしまうのでは?(共産党も本気で勝ちにいくなら、自党系列の著名人を担ぐでしょう)
その結果、現状より都政が改善されるのでしょうか。