今日は時間がないのでこの話題を極々極簡単に……。
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6月27日、民進党の岡田代表が安倍総理に対し、「議論すべき課題は山積している。経済と憲法を中心に1時間ないし2時間、徹底的に議論しよう」と、参院選期間中に自民、民進両党の党首討論を行うよう書面で申し入れましたが、安倍総理側から「選挙をフルで戦っている」との理由で断られたことを明らかにしました。
岡田代表はならばと参院選の争点についての公開質問状を出しましたが、これも「既に選挙戦が始まっている。候補者を擁立しているのは民進党だけではなく、不公平になる」との理由で拒否されました。
けれども、公示前なら兎も角、公示後ですからね。自民のいう両党だけの党首討論は「不公平になる」というのはその通りです。
まぁ、民進党側も断られるのが分かってやっているような気がします。あるいは碌に回答を寄こさない酷い党だと"ネガティブキャンペーン"を仕掛ける種にでもしたのかもしれません。先の質問状でも冒頭で自民を次の様にチクリとやっています。
さて、一昨日私から党首討論の開催を申し入れましたが、安倍総裁及び御党にその意義と重要性をご理解いただけず、「選挙をフルで戦っている」との理由で、お断りのご連絡をいただきました。安倍総裁には、是非逃げずに討論を受けていただきたかったのですが、極めて残念です。このように、自民を"逃げた"と批判しています。けれども、民進にそういう資格があるか怪しいところがあります。先日問題となった共産党藤野氏の「人を殺す予算」発言について29日の記者会見で「反論すれば土俵に乗るので、無視だ。こんなことで何でも批判しようとする自民党の有力者を非常に残念に思う。国民はそういう姿が分かっている」と述べています。
何の事はない。民進とて自分達に対する批判からは逃げているのですね。
自分に都合の悪いことは知らんぷり、国民は"民進党のそういう姿こそ分かっている"と思いますね。
その一方で、反論出来そうに思えることについては、反論するのです。
6月10日安倍総理は、岡田代表の御膝元の三重での街頭演説で、安倍政権で改善した有効求人倍率などの経済指標を示し「逆戻りして、あの暗いよどんだ停滞した時代に戻っていくのか。前進か後退かを決める選挙だ」と批判したのですけれども、岡田代表はこの発言に対し、29日の松山での四野党合同街頭演説で「安倍総理は『4~5年前の暗い時代に戻していいのか?』と主張しているが私には理解出来ない。4~5年前何があったんだろうか」と反論しました。
先の「人を殺す予算」発言に対する批判とは真逆の反応です。先の例に倣うなら「反論すれば土俵に乗るので、無視だ」と成らなければならない筈ですね。それを「東日本大震災を乗り越えた」と自分達の暗黒政権の事を真逆にすり替えています。あの時被災地に物資を届けたのは、政府与党だけでなく野党の自民だって動いていたのです。けれどもそれは言わない。
あの時代はそれだけではありません。超円高は見守るだけ。与党の審議拒否に強行採決。あれでどれだけ多くの人が苦しんだことか。
直近の失態には口を噤み、数年前の出来事はすり替えて反論する。もしもこれが、大衆は昔のことなど忘れているから平気だと思っての発言だったとしたら、随分と国民を馬鹿にした話です。
そうでなくても、この発言からは自分の都合しか考えていないとしか思えません。これでは、民進党は反省していないのだなと思われるだけですね。
今の野党で共闘している段階で、もう「野合」としかいいようがないのですけれども、これで政権云々をいうのは無理があると思いますね。
この記事へのコメント
sdi
いや、元々政権なんか取る気ないし。
民主党の実態が、リベサヨ系議員(現・元・候補)による選挙互助会にすぎなかったのと同様に野党連合も選挙互助会にすぎません。当てははずれつつあるようですけどね。
kazusa
現憲法が対案だと思考停止している党が討論なんてできないですよね。
経済においても格差ガーとしか言わずに具体的政策を語らないのだから小学生と討論をするようなものですよね、意味がない。
自衛隊員を殺すなというなら自衛隊機が撃ち落されるか逃げるかの選択肢がない状況、法律をどのように考えるのか?
素直に民主党政権で失敗したことを認め、総括し、反省から次はこうしますと語ったほうが説得力があり討議できるのではないかと考えます。