第24回参院選の結果について

 
今日はこの話題ですね。極々簡単な感想エントリーです

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2016年の参院選の大勢がほぼ決しました。この記事は7月11日0時30分頃から書き始めていますけれども、事前の予想通り、与党で過半数の議席を抑え、大勝です。

最終結果は明日未明まで分かりませんけれども、自民は単独過半数に届くか、公明、維新、こころを合わせた四島で三分の二をギリギリ超えるかどうかの闘いを繰り広げています。

一方野党は一部を除いて議席を減らしています。特に民進は10議席以上を失っています。

また、今回躍進すると見られていた共産が大きく伸び悩むという結果となりました。一部には二桁の議席獲得もあるのではとさえ言われていたのですけれども、この結果です。

もう色んなところで指摘されていますけれども、藤野議員の例の「人殺し予算」発言が少なからず影響したものと思われます。

注目された、今回初の選挙権を与えられた18~19歳は、4割以上が自民に投票する結果となりました。

あとは、沖縄の島尻氏、福島の岩城氏といった自民の現職閣僚の落選や、社民の吉田党首の落選など大物の落選も出ています。

安倍総理は、今回の結果を受け、「力強く経済政策を進めていくうえにおいて、新たに強力な布陣をつくっていきたいと思う」と述べ、内閣改造と自民党役員人事の検討を示唆しました。改造時期について安倍総理は「参院議員の任期は7月いっぱいある」と述べていますから、8月か9月には新体制になるものと思われます。第二次安倍政権になってから、国政選挙は全て勝ってきていますから、安倍総理の政権基盤がはますます強固になるでしょうね。

大敗した民進は、当初反対論も根強かった共産との共闘も含めて責任問題は免れないでしょう。尤も岡田代表は「任期は9月まであるので、それを続けたい。次の代表選に出るかどうかは、じっくり考えていきたい」と、直ちに辞任する考えはないとしていますけれども、風当りは強くなるのは確実です。

評論家の田原総一朗氏が「民進党を中心とした野党の作戦が失敗した。攻めなければならないのに争点を作れなかった。 自民党が隠した争点は憲法改正だった。民進党は憲法改正反対を打ち出したが実は民進党の
大部分が護憲ではない。ところが共産党との差異が出るのを恐れて安倍首相の下での憲法改正は反対と言う曖昧な形になった」とツイートしていますけれども、やはり共産との共闘には無理があったということでしょう。

ともあれ、民意は示されました。秋の国会では実りある討議を期待します。

この記事へのコメント

  • おじさん

    一言だけ。
    矛盾を抱えたまま過去を総括できない社民党が壊滅しなかったこと、有田芳生が当選したこと、この2つが大変残念。
    将来禍根にならなければいいんですがね、まともな野党が育つまで時間がかかることになりそうです。
    2016年07月11日 02:47
  • sdi

    今回の選挙について、与党に関しては勝ちは勝ちです。でも読売新聞の見出しにあるようあな「大勝」とは私には思えません。一人区は改選前が21、改選後も21と変わらないように見えますが今回から一人区が改選前より3増えています。そして増えた分は「全部」野党にとられています。自民党は比例区で議席をふやしたので全体に議席増になってますがね。沖縄と東北では惨敗を軽視してきいけないでしょう。安倍総理は党本部で笑顔を見せてる場合ですかね。「改選議席増で自分が采配した選挙戦で勝利した」と言って胸をはることもできたにも関わらず冷静にコメントするに谷垣幹事長には感心しました。
     もう一つ揚げるなら、リベサヨの底力という粘り腰の強さです。有田議員、小西議員、と民進党の頭の痛くなるような言動のラディカルレフトな方々が当選する一方で、金子洋一議員のような保守より(相対評価で)の人が落選しています。これから、民進党は共産党との共闘の副作用もあって益々サヨク色を強めマスコミはそんな民進党にエールを送り続けるでしょうね。
    2016年07月11日 23:13

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