分裂分裂支離滅裂な鳥越陣営

 
更に昨日の続きを極々簡単に……

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やはり鳥越スキャンダルのインパクトは、本人のみならず、担ぎ上げた野党にも影響を及ぼしているようですね。

7/19のエントリー「都知事選序盤戦を終えて」で産経新聞の序盤情勢調査で民進党支持者の2割、共産党支持者の3割が小池氏支持に回っている事を紹介しましたけれども、今回の鳥越スキャンダルで、共産党系女性支持者の間で「鳥越嫌い」が広がりつつあるそうです。

前回の都知事選では、共産党は宇都宮健二氏を推していました。今回も宇都宮氏が立候補を表明していたところ、共産が圧力を掛けて降ろさせましたからね。当時宇都宮氏は「候補者を何だと思っているんだ」と怒りを顕わにしていましたけれども、気持ちは分かります。

宇都宮氏は出馬取り下げに際しての記者会見でその理由を次の様に述べています。
鳥越さんと、昨日と本日お会いして、その立候補へのお考えをうかがい、政策的にも私たちの政策を参考にされていく、というお考えをうかがいました。ちなみに私たちの政策資料を渡してあります。3度目の選挙を市民の力で戦う、という、私の支援者への敬意も感じられました。

そこで私は、大局的な観点から考え、今回の選挙戦からは撤退するという判断にいたしました。今回の選挙に向けて私を支援してくださり、支持を寄せてくださっていた多くの都民の方々に、心より御礼とお詫びを申し上げます。
このように、宇都宮氏は自分の政策を鳥越氏が受け入れるから、という理由で事態した訳です。

宇都宮氏は、告示二日前の7月12日、鳥越氏と会談したのですけれども、その際、鳥越氏は、宇都宮氏の政策集を見て「全部賛同できる」と言ったそうです。けれども、宇都宮氏は「理解されているか分からなかったので重要な3事項を伝えた」そうなのですね。その三項目とは、「築地市場移転の中断」「外環道建設の見直し」「横田基地オスプレイ配備反対」でした。

ところが蓋を開けてみれば、しかし、鳥越氏の都知事選のホームページにそれらの記載はありません。宇都宮氏は現状の都知事選について「小池さんと増田さんがグリーンだとか、鳥越さんが森進一さんを呼んだとか、そこだけ見て投票するのは有権者にとって問題だ。人気投票ではダメと述べ、鳥越氏に対して「普通は勉強してから出馬するが、既に告示された。日々勉強して不十分でも論戦して」とコメントしています。相当腹に据えかねているものがあるのではないかと思いますね。

そんな不義理をしておきながら、鳥越氏の選対は宇都宮氏へ応援演説の依頼を出しているそうです。厚顔無恥もここまでくると清々しい程です。

なんというか、鳥越氏の陣営の対応がどんどん泥縄になっていくように見えて仕方ないですね。

今回の鳥越氏の女性スキャンダルについて、民進党の"身体検査"でアラームが立っていたと囁かれています。これが本当であれば、そうと知りながら擁立した訳で、それを今になってバタバタするとは、見通しが甘いとしか言いようがありません。

政治ジャーナリストの鈴木哲夫氏によると、鳥越氏の選対を預かる民進が纏まりを欠いていて、遊説先ごとに仕切り役が変わり、動きも対応もバラつきがあるそうです。御粗末ですね。

まぁ、それ以前に鳥越氏の街頭演説が怪しいと指摘されていますね。話が飛ぶとか、言葉に詰まるとか。テレビ朝日の中の人が「最近の鳥越さんは、生放送ではつかえない。録画・編集が必要」という噂もありますし、選対も「討論会はさける。記者会見は身内の記者で固める」という方針を出しているそうですから、何をか況やですね。

これでは、"大局的判断"で出馬を取り下げた宇都宮氏は浮かばれないでしょうね。

マスコミは小池氏出馬で、与党分裂だと騒ぎ立てていましたけれども、何のことはない野党とて分裂。いや選対も含めると、野党のほうが更に酷いかもしれませんね。

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