世界観も政策もない野党
今日は感想エントリーです。
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参院選終盤。マスコミ各社が情勢を報じていますけれども、おおよそ何処も、自民圧勝とは書かず、改憲4党で3分の2に迫るという見出しが躍っていますね。
一部にはマスコミは3分の2を取らせないために、アナウンス効果を狙ってわざと改憲するかのような報道をしているのだ、という声すらあります。
無論、アナウンス効果は多少はあるとは思いますけれども、劇的に効果があるかというと、昨今の情勢を考えると、ちょっと疑問ですね。
選挙情勢については、こちらのブログが中々纏まっているように思いましたので、ご紹介させていただきます。
こちらの予想だと、改憲4党で3分の2に届くか届かないかといった感じですね。
今回から18歳以上に選挙権が与えられますけれども、18、19歳は4割以上が自民支持と圧倒的支持を集めていることが世論調査で明らかになっています。
シールズがさも若者代表のような顔をして、テレビに出たり、街宣していたりしていましたけれども、蓋を開けてみれば全然踊らされていなかった訳です。
それにシールズもそうですけれども、野党は「憲法改正反対」、「憲法を守れ」としか言わない。なぜ「国民を守れ」と言わないのか。
戦略の階層でいえば、世界観も政策もない状態ですね。それ以下の戦略でしか語れていない。では、彼らの中の戦略の最上位である「大戦略」階層で何か言っているのかというとこれも心許ない。
戦略の階層で上から三番目にある「大戦略」は人間関係、兵站、資源配分、身体など「国家の資源をどう使うか」なのですけれども、具体的にどうやって国民を守るのか、どうすることで国益を守るのか、そういったことが全然聞こえてきません。
憲法を守るなら守るで結構ですけれども、それならば、こうこうこうするから国民を守れるのだ、という議論がないと話になりません。
口でいくら「憲法を守ることと、国民の命を守ることの両方を追求する」などと言ったところで、じゃあ何をどうするのだという部分がなければ判断のしようがありません。無論、「酒呑んで話し合いすればOK」などでは国民を納得させることはできませんね。
つまるところ、野党の"世界観"が、反自民、反安倍でしかないとすれば、その下の戦略の階層は「与党の足を引っ張る」ための方策ということになりますからね。今風にいえば「要らない子」という扱いになっていくと思いますね。
この記事へのコメント
ちび・むぎ・みみ・はな
つまり, 新自由主義でグローバル政策に
つっ走ろうとしている安倍晋三は
政界観も政策もない野党と同じように
危険であると思う.
かれは実際には「後」小泉首相なのであり,
郵政選挙を渦中で経験して来て,
日本国民のA, B, C, D層への分類を
基本とした政治手法を踏襲している.
彼の言動は全てここからつくり出されている.
安倍晋三著「新しい国へ」もゴーストライターに
書かせたプロパガンダ本で,
これによってB層を完全に掌握したし,
C層であっても目が醒めるには時間がかかる.
結局, 嘘付党政権時代が日本国民にとって
どれほど恐怖の時代であったかということだ.
その恐怖に駆られて, 安倍晋三に救世主の幻を見ている.
与党勢力が2/3を越えた時に憲法修正が議論になる.
本来であれば, 「9条の2」を廃止するだけで良いのだが,
安倍憲法は現在の憲法を更に新自由主義的に
進めた修正憲法になろう.
このために, 安倍政権には米国と支那の圧力を
必要とする. だから, 現在の自衛隊に負担をかける
持久戦術が選ばれたのだろう.
白なまず
だから、竹中平蔵なんかが何やってもどうにもならない。これからの世界経済は連携ではなくてブロック化して行くと思います。
その引き金がEU崩壊と米国経済の崩壊でしょう。日本は国内向けの経済政策でなんとか乗り切るしか生き残れない。