今日はこの話題です。


9月17、18日の両日に渡って、産経新聞社とFNNが実施した合同世論調査で、民進党が蓮舫新代表のもとで政権を担う政党になると思うかを聞いたところ、「思わない」が75.8%で、「思う」の16.5%を大きく上回る結果となりました。しかも新代表が選出されたにも関わらず政党支持率は10%と殆ど横這いで御祝儀もない、という有様です。
その一方、蓮舫氏に「期待する」という人は56.8%という結果となったのですけれども、政権を担えないと思っているにも関わらず、蓮舫氏に「期待する」とは、いったい何を期待しているのか、ちょっと理解に苦しみます。或はいつもの与党批判をかまして国会を引っ掻き回すことでも期待しているのでしょうか。
蓮舫氏は安倍政権に対して是々非々の姿勢で臨むと述べていますけれども、代表選出されたばかりだからなのか、筆者の目には、気が張りつめているというか、一杯一杯な感じをとても強く受けますね。
安倍総理が再登板した当初、色んなテレビ番組に出演してコメントしていた時には、第一次安倍政権の時の反省を踏まえて、しっかり準備して、満を持してという雰囲気があったのに対して、蓮舫氏には余裕が感じられません。
野党といえど、曲がりなりにも一政党の代表、しかも最大野党の代表を狙って射止めるくらいですから、それなりに準備をしてしかるべきだと思うのですけれども、不思議とそんな印象はないのですね。
これについて、俳優の武田鉄矢氏があるテレビ番組で、興味深い指摘をしています。
それは、表情が暗い、ということです。
武田氏は「この方を見ていると、残念な女優さんを思う。主役とれない人。ドラマで主役をとれない女優さんの典型。……出てきただけで表情が全部セリフになっている。……出てきただけで何を報告するかが分かる。表情でセリフが読める人は主役になれない。……『明るい未来を目指そう』と人に呼びかける時に、明るい表情で語れる人がトップをとる」と指摘してるのですね。これは重要な指摘だと思います。なぜなら政治家とは人を総べていく職業だからです。
人を総べるためには、多くの人の心を掴まなくてはなりませんけれども、暗い顔をした人よりも明るい人についていきたくなるものです。笑う門には何とやら。何かいいことが起きそうな気がするからです。これは多分に気分の問題でもありますけれども、その多くの他人の気分を総べることが出来なくては人気が集まる筈もありません。
もちろん、蓮舫氏は参院選で何度もトップ当選をしてきましたけれども、今ほど余裕の無い顔はしていなかったような気がします。或いは、党を背負う重圧を感じだしたからなのかもしれません。
蓮舫氏は国会が始っても尚、今の張り詰めた暗い顔のままなのだとすると、その求心力に陰りが出てくるような気がしますね。
この記事へのコメント
ちび・むぎ・みみ・はな
表敬訪問したことではなかろうか.
クリントンは健康不安と人気度の両方から大統領には
なれない公算が大きいのにもか変わらず, トランプを
無視した. このつけは大きいだろう.
「あの!」外務省でさえも大騒ぎしている.