中国の挑発と防人への敬意

 
昨日の続きです。

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中国は相変わらず、日本に対する挑発活動を続けています。

9月25日、中国軍のH6爆撃機4機と、TU154情報収集機1機、Y8情報収集機1機が沖縄本島と宮古島の間の上空を東シナ海から太平洋に向けて相次いで飛行したことが明らかになりました。更に戦闘機と見られる2機も飛行していたようです。

空自も当然の如くスクランブルを掛けて対応、中国機はその後Uターンして東シナ海方面に戻ったそうです。領空侵犯には至りませんでした。

ただ、戦闘機がこの海峡を通過するのは始めてとのことですから、挑発のランクを一段階上げたと見る事もできます。

尤も中国軍機は、今年6月に空自機に対して攻撃動作を仕掛けて問題になったことがありましたから、この程度等、屁とも思ってないのかもしれません。

尖閣もそうなのですけれども、どうも中国は、領空侵犯紛いの行動を常態化して、日本人に"慣れさせ"、問題視しなくなった頃に侵略してくるのではないかと思えてきますね。たとえ、侵略行動に出なくても、四六時中、領海に中国船が屯ろして、領空をバンバン中国機がうろついて、日本の世論がそれを問題視しなければ、外からみれば、本当に日本の領土領空なのか段々分からなくなってきますからね。

その意味では、中国政府が何かと、日本のマスコミは騒ぎ立てるのを止めろと上から目線で命令してくるのは、裏に狙いがあってのことだと警戒すべきではないかと思いますね。

防衛省によると、今年4~6月で、日本領空に接近した中国軍機に対する航空自衛隊戦闘機のスクランブル回数が、199回と昨年の同時期から85回増加し、四半期ベースで過去最多となったそうです。

9月26日、臨時国会が召集されましたけれども、衆院本会議で安倍総理は所信表明演説の中で「我が国の領土、領海、領空は、断固として守り抜く。強い決意を持って守り抜くことを、お誓い申し上げます。現場では、夜を徹して、そして、今この瞬間も、海上保安庁、警察、自衛隊の諸君が、任務に当たっています。極度の緊張感に耐えながら、強い責任感と誇りを持って、任務を全うする。その彼らに対し、今この場所から、心からの敬意を表そうではありませんか」と述べ、スタンディングオベーションが起こる一幕がありました。

度重なる中国の侵犯・挑発行動が行われている今、日本を守る任務に就いている人々に敬意を表すのは当然のことだと思います。こういう場で、国民の代表たる議員が、敬意を表せばこそ、士気も上がろうというものです。

どこかの野党が、それを「気持悪い」といったようですけれども、そういう感覚の方が逆に気持悪いと思ってしまいますね。

この記事へのコメント

  • kazusa

    こんにちは。
    2重国籍問題でも問題視する人間はレイシスト的な擁護をしていましたし不思議でも何でもありません。
    マスコミは危機を煽ることが戦争につながるとでも思っているのかもしれません。
    だからといって危機感を持つことは重要です、マスコミがすべきは危機感から直接行動に移らないように客観的な報道に心がければよいんです。
    危機感を持てば今の防衛体制、法体制への関心も高まり議論も深まるでしょう。
    マスコミが行っていることは危機が目の前に迫っていても目隠しし、今が平和だから何も変える必要はない、今のままで良いじゃないかと国民を煽っている状況です。
    日本人が覚醒することを一番怖がるのが中共なのでひょっとしたらバックに中共がついているのかもしれません。
    2016年09月27日 08:26
  • ぽーる

    日比野さんの論考の100%同意です。本当に今の野党は日本にとって不用品です。

    kazusaさんのご指摘ごもっともです。
    「ひょっとしたらバックに中共がついているのかもしれません」
    NHKのビル内にはCCTVの日本支社が入っています。
    NHKが取材したネタは全部あちらに渡っていると見たほうが自然です。
    2016年09月27日 12:00

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