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10月31日、韓国の国政介入スキャンダルの中心人物で朴槿恵大統領の友人である崔順実氏がソウル中央地検に出頭しました。
両脇を関係者に抱えられた崔氏は、口に手をあて、表情をゆがませたあと、報道陣に対し「死んで償うほどの罪を犯しました。国民の皆さん、許してください。申し訳ありません」とコメントしました。
崔氏は今後、国政に影響を与えたり、個人的な利益を得ていた容疑で取り調べを受けることになります。
崔氏と朴大統領の関係は1974年に朴大統領の母である陸英修氏が銃撃を受け、暗殺されたころ始まったといわれています。更に1979年、朴正煕元大統領も側近に射殺。失意のどん底に喘ぐ朴槿恵氏を助けたのが崔氏です。
その後、朴槿恵氏の財団設立や慈善事業、そして政界入りなどには常に崔氏が関わりました。朴槿恵氏は2006年、遊説中に暴漢に切りつけられ重症を負いましたけれども、その時、朴槿恵氏を懸命に看病したのも崔氏でした。
今回の朴大統領のスキャンダルに韓国世論は沸騰。10月29日には、朴大統領の辞任を求めるデモが各地で開かれました。特にソウル中心部では市民団体などが中心となって、朴大統領の辞任と疑惑の徹底究明を求める大規模な集会が開かれ、主催者発表で約3万人(警察発表約1万2000人)が参加するという大規模なものとなりました。
デモ参加者は朴大統領の下野を求め、一部では機動隊と衝突。阻止線を突破するなどしたようですから、尋常ではないですね。
この事態に、韓国のジャーナリストで政治評論家の趙甲済氏は28日、自身が主宰するネットメディアに「『下野か戒厳令か』に行く前に」という記事を載せています。
その記事の中で趙甲済氏は、朴槿恵大統領の取るべき6つの手段を上げているそうです。それは次の通り。
1)崔順実母子を一刻も早く帰国させ、捜査に協力させる。日経編集委員の鈴置高史氏は、趙甲済氏の提言について、北朝鮮が挑発を続け、危険な情勢の時に韓国から司令塔が失われたらおしまいだと憂慮し、大統領に「下野はしないと宣言すべきだ」と意見具申したのだと指摘していますけれども、実際見てお分かりの通り、朴大統領は既にこれらの対策のうち、いくつかを実行に移しています。
2)朴大統領が「自分も調べを受ける」と宣言する。
3)青瓦台秘書室の人事を一新する。
4)与党、セヌリ党を脱党すること。
5)朴大統領は、国務総理に日常的な業務を任せ、自身は経済再生と北朝鮮の核問題への対処と大統領選挙の公正な管理に専念すると宣言する。
6)下野はしないことを明らかにする。
28日、朴大統領は大統領府の首席秘書官10人全員に一括して辞表を提出するよう指示。31日には、冒頭で述べたように崔氏が帰国しました。更に30日には検察による資料請求に応じたようです。要するに6つの対策のうち1)と3)、そして2)の半分くらいは実行した訳です。
ただ此処から先はとなると、どうなるか分かりません。筆者には、朴大統領がこれら対策を一つ一つ出しては世間の動向を観測し、なるべく自身の権力を手放さないようにして沈静化を図っているのではないかというように見えなくもありません。
ただ、この手のスキャンダルは小出しの対策では却って事態を悪くするものですからね。
趙甲済氏が危惧する「下野か戒厳令か」になってしまうのか。またぞろ半島が怪しくなってきました。
この記事へのコメント
ス内パー
溺れた犬は棒で叩け、なお国柄の国で自分が悪いと認めてしまったらどうなるかなんて火を見るより明らかでしょうに。
これで仮に下野しても批判は止まらない状況になりますからあとはおとなしく殺されるか戒厳令しくか、中間はないでしょうね。時間稼ぎしてうやむやにしたくてもそうする材料ありませんし韓国の野党とメディアは民主党並みに妥協とか交渉が通じる状態じゃないですし。
ス内パー
溺れた犬は棒で叩け、なお国柄の国で自分が悪いと認めてしまったらどうなるかなんて火を見るより明らかでしょうに。
これで仮に下野しても批判は止まらない状況になりますからあとはおとなしく殺されるか戒厳令しくか、中間はないでしょうね。時間稼ぎしてうやむやにしたくてもそうする材料ありませんし韓国の野党とメディアは民主党並みに妥協とか交渉が通じる状態じゃないですし。